第二回


(01年9月1日)

 不定期連載のAです。みなさんこんにちは。村山早紀さんの島の一角をのっとっ
てかがやかしい二度目のコーナー登場です。まずはうれしいお知らせ。このほど岩
崎書店から出していただきました「ミステリアスカレンダー」を、ある出版社の広
報の人が読んでおもしろがり、編集のえらい人を伴って会いにきてくれました。開
口一番「たからさん、うちでもひとつ書いてみませんか?」。駆け出し作家はこの
言葉に弱い! その日、家に帰って、なにか差し出す原稿がないかとあっちこっち
をひっかきまわしてみました。でも、どの原稿もオビに短しタスキに長しってわか
る? その出版社の名前はいまは明かせません。でも、とてもすばらしい装丁の本
を作るのが得意な出版社だということだけ、申し上げておきます。
 それで、たからは考えました。このチャンスをむだにしてはいけない。いま書い
ているのは「ミステリアスカレンダー」が奇跡的に売れた場合、すぐに続編として
差し出せる「ミステリアスシーズン」(40枚の短編を春、夏、秋、冬1本ずつ書
いています。すでに春、夏、冬は完成)ですが、それと並行して、その出版社さん
のために大長編を書き下ろすことにしました。構想は5年も前からあった、ちょっ
とダークな感じの冒険ファンタジーです。タイトルは「闇王のいる街」(仮題)。
ストーリーもまだ明かせる段階ではありませんが、頭のなかでは完全に決まってい
ます。たぶん250枚から300枚くらいの長編になるでしょう。今年中には第1
稿を書き上げるつもりで、いま頑張りはじめました。うまくいけば来年には出版だ
(ホントかな)! 村山早紀の「はるかな空の東」に並ぶ名作になるかもよ。みな
さんよろしく応援お願いします。たから
 

依頼、よかったですねえ。
私も嬉しいです。
それに、あの出版社の本って、素敵ですよね。

しかし、「闇王のいる街」って、タイトルがすごくよいと思います。
なんだか、ひじょーに、読みたいです。
楽しみにしています!
(むらやま拝)

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