村山早紀近況 
~「更新の時の近況」です。ほんとの「近況」は
ブログや、掲示板日記でどうぞ~



イラストは、柚生らうちゃん☆
トップへ戻る

もくじへもどる


☆十月でございます。
今年はレミがメインのお仕事の年になってたんだな、と、
今更のように気がついています。
レミ一巻が出ての更新が、下の近況で、
今回の更新は、レミの二巻三巻がメインの更新ですから。
レミ、今年三冊もでていたのかあ…

レミは書いていて私にはとても楽な話で、
ポプラ社さんたちとのおつきあいもいまや長くなり、
ストレスや「大変さ」を感じなかったということなのだと思います。
レミに関しては、私はたぶん十年でも二十年でも
つるつるかけちゃう自信があります。
たぶん、レミの語りや、彼女の持つ視点は、私の地にいちばん近い。

☆下の更新と、こことの間に、今年五月、
ジャイブのピュアフル文庫さんから、「コンビニたそがれ堂」が、
刊行されました。
これは、以前ポプラ社さんから、名倉先生の挿絵で出版された
「コンビニたそがれ堂」を、おとなの読者さん向けに加筆修正して、
(この加筆修正は、私が好き勝手にやっちゃいましたv
元の児童書版は、枚数とグレードの関係があって、
あまり書きこむことができなかったので、この際、書きこんじゃいました)
文庫にしていただいたものです。
ので、本屋さんのおとなの本のコーナーに置いてあります。
この本が私の初めてのおとなの読者さん向けの本になるのですが、
おかげさまで、版を重ねております。読者のみなさま、ありがとうございます。

☆今年(2008年)は、このあと一冊、児童書専業ではない出版社さんから、
長編ファンタジーがでます。年末の予定で、十月のいま現在、
出版社さんと、ゲラのやりとりをしているところです。
あ、作品は、おとな向けではなく、児童文学です。
おとな向けの小説ではありません。…もちろんおとなも読めますけれど。
中学生くらいの読者さんがいちばん楽しめる本だと思います。
長さとしては、「はるそら」や、「マリリン5」くらいある原稿ですので、
読みでがあると思いますので、長いのが好きな方はお楽しみに。
年末年始は、この長編で楽しんでねvって感じで、
ただいま、編集部のお嬢さんと、鋭意制作中です。
表紙のイラストが、もう本当に美しいので、乞うご期待であります。

このお仕事は、いろんな意味でおもしろく、やりがいがあったのですが、
そのあたりの感慨は、また次の更新で。

☆次の更新は…
もう一冊、年内に、素敵な絵の絵本がでるかも、なので、
その絵本に関する情報といっしょに、大長編のことなどについての更新を…
たぶん時期的にいって、都内の定宿ですることになりそうな気がします。
楽しみだなあ。早く来ないかな、十二月♪
今年は。山羊座の幸運な年だったそうですが、たしかにいろいろと
恵まれた、ドラマチックな年でありました。
忙しい年でもあったけれど、振り返ってみれば、公私ともに、いい年だった。
これから今年のラストスパート。
楽しみながら、がんばって、働いていこうと思います。

☆渡辺美里のセルフカバーアルバム「Dear My Songs」などきいて、
懐かしさにむせびつつ。
二十代で、ラジオ局でバイトしていた頃の思い出が蘇りますねえ。
秋の夜にまったりきくにはいいかも、なアルバムでありました。

☆今日の香りはボディショップのアクアリリー。
夏向けの香りなんですが、すっきり柔らかくて、いまの時期にも似合います。
ディオールのディオリッシモと似ていて、もっと淡く柔らかい白い花の香り。
私は、アクアリリーの方が、優しい感じで好みかもしれない。

<追記>私はビルダーでHTMLファイルを作って更新していたのですが、
モバイル環境でファイルをいじることが増えてきたので、
最近は、alphaEDITとFFFTPを使うようになりました。
工人舎のミニノートでも、素敵に快適に動いてくれて、ありがたいです。
がしかし(笑)、まだ扱いになれてないので、たまにおかしなところが
あるかもしれません。そんなときは、笑って見逃してください。

(081015)




☆寒中お見舞い申し上げます。
これからが一年でいちばん寒い季節の到来、なのでしょうか。
ここ長崎市も、時折、ふっと寒い風が吹いたりして、
近所の人たちと、「さっきから北風が吹いて」なんて、
短い挨拶を交わしたりする今日この頃です。

おかげさまで、五十一冊目の本をだしていただけたので、
少しですが、その関係の更新をしています。
新シリーズです。「ふしぎ探偵レミ」どうぞよろしくなのです。
一巻の構成、私は、とても気に入っています。
なんていうのかな、自画自賛になりますが、デザイン的に美しく
描けたと思っています。

作家としての私は、自分で書くときも、また人の作品を読むときも、
技巧に優れた作品が好きです。構成の妙を感じさせる作品が好き。
読み通したときに、目の前に壮麗な建築物がたちあがっている
のに気づき、陶然とするような…
及ばずとも、そんな作品をめざしたいと思いますし、
読者として、そんな作品にであいたいとも思います。

☆今年は、東京長崎間の移動がまた多くなりそうです。
飛行機にいっぱいのれるし、マイルがたまるのは嬉しいな。
お気に入りのホテルにも、何泊もとまることが出来る。
…しかし。
長崎市は暮らしやすいんですが、ここ数年の仕事のようすをみて、
いい加減、やっぱり、都内に移住した方が良いのかも…
とか考えていたら、なにげにひいたおみくじに、
「転居」は「急ぐべし」と。そうですか、神さま^^;
今年の仕事の成り行き次第ですね(笑)。

☆下の更新日記を書いてから変わった事というと…
AMEXをプラチナにしちゃったとか、こないだ初めて、
コンシェルジェサービスを使ってしまいましたよ、
どきどきしちゃった、とか(笑)、
(ちなみに、丁寧で親切、素晴らしいサービスでした。感謝しました)。
なんかカードヲタクな逸話とか…

あとは…なんだろう。
これは相変わらずですが、スタバにしょっちゅういっています、とか。
ミルク多めのカフェミストにキャラメルシロップ追加、
キャラメルドーナツをいただくと、脳が幸福でとろけます(笑)。
キャラメル大好き~♪

家にいるときは、スタバで買った豆を、手で回すコーヒーミルで、
ひとり用こりこりとひいて、トラベルプレスでいれて飲んだりしています。
いま使っていトラベルプレスは、年末に新宿で買ったもの。
豆はまだ、クリスマスブレンドを飲んでいます。
豆が新鮮だからなのかな、スタバのコーヒーは美味しい。

☆そうそう。一番大きな変化を忘れていました。
児童文学創作の小さなサークルを立ち上げました。
<新宿茶話会鴎>
拠点は東京新宿で、数ヶ月に一度、少人数でお茶会をしています。
かなり早い時期に、次回の参加者を募り、しめきるので、
参加すること自体が難しめなサークルになっております^^;
おまけにうちあわせを、ミクシィ内のコミュでやっているという(笑)。
とっても、とっても、間口が狭い会です。
私が趣味でやっているのと、あまり発展させる気もないので、
そういうサークルになっています。

でもいつか、中でお話ししたことをまとめた教本とか、
本にして残すことが出来たらいいなあ、とか思っています。
あとは、ネット展開は、じわじわしていくかもしれません。
でも、サークルは、本当に私の趣味なので、本業の原稿執筆の合間を見て、
って感じですね。「適当にしている」という意味ではなく。

☆日本児童文学者協会の長編新人賞、今年も審査員をさせていただき
ます。作家志望のみなさま、ぜひ、作品をご用意くださいね。
最終選考の場で、お待ちしております。

(080114)



☆こんばんは。ただいま、九月十八日になったばかりの夜中の一時
でございます。残暑とノートパソコンからの放熱で、暑い夜です。
ここをごらんの方で、日本にお住まいのみなさま、
今年の残暑、残暑どころか猛暑で、ほんとに大変ですね…。
おからだご自愛くださいませ。

ええと、このたび、新シェーラひめのぼうけん最終巻、
「天と地の物語」が全国の書店で発売になりまして、おかげさまで、
著書がちょうど五十冊になりました。
シェーラシリーズも、前作から数えて、十年の旅路。
おつきあいいただいたみなさま、ありがとうございました。

いまの感慨は…そうですね。早速届きはじめた、
読者のみなさまの感想の声を、静かに拝聴しつつ、
収穫の季節を楽しんでいる、といったところでしょうか^^

…楽しみつつ、ゆったりともしていられないというか(笑)、
冬に始まるポプラ社さんの新シリーズの関係の作業もあって、
お仕事と同時進行しながらの、今回の更新です。
この先の年末も来年も、なんだかんだで、ばたばたしてると思います。

☆そんなこんなで、新刊情報を、少しでも身軽に気軽にできるように、
ブログをはじめてみました。>「風の丘新刊日記」

新シェーラ最終刊についてとか、シェーラシリーズについての思い
などなどは、いずれ、今月末から来月くらい?には、
仕事の間を縫って、サイトで更新できるかな、と思っています。
読者のみなさまは、あと少しのあいだ、おまちください^^

以下ちょっととりとめのない話など…

☆私は、ネットがない時代に子ども時代を過ごしていました。
いや実に、おとなになるまで、インターネットには縁がなく、
そもそも、インターネットなんて、一般に普及していなかった時代に
成長して、おとなになってきた世代の人間です。
つまりはこういう、「作家が自分で、自宅で情報をアップして、
時差がなく全世界!の読者が、情報に接することができる」なんて、
そんな時代が来るなんて、子どもの頃、想像もしませんでした。

それがいいことか悪いことかというと、もちろんいいことだと
私は思います。「情報」は、わけへだてなく、なるべく早く、
それを必要とする、いろんな人の手に渡るべきだと思うので。
これは、すばらしい文明の進歩だと思っています。
「情報」を発する側には、いろんな責任や覚悟が、必要になるとも
思うのですけどね。それと多少の手間暇と、時間と。

でも私は、子どもの頃と、そして若い頃の自分を思うとき、
本好きの自分がどれほど、好きな著者の新刊情報を求めていたか、
それがかんたんにはえられなくて悲しかったということが、
記憶にありますから。だから、できるだけ、少しでも早く、
私の新刊についての情報は、流してゆきたいと思っています。

そして、サイトも続けていきたいと思っています。
私の本の読者さんが、ひとりでもいるうちは、がんばりますよ^^

いつもサイトにきてくださっている、読者のみなさま。
なじみの方も、新しい訪問者さまも、ありがとうございます。
たぶん、みなさんがご自分で想像するよりも、もっとたくさん、強く、
私は、みなさんの声に、励まされています。

おかげさまで、シェーラシリーズ完結しました。
著書も五十冊となりました。
みなさま、ありがとうございました。

(070918)



☆ええっと、おかげさまで、サイト開設の記念日が、またまわって
まいりました。年月がたつのって、ちょっと早すぎですね(笑)。

気がつくと、サイトの常連さんたちのうち、古いメンバーさんたちは、
子ども常連だったみんなが、高校生や大学生になってます。
最初、学生さんだったみんなは、もう社会人になっちゃってますねえ^^
恋人ができたり、結婚しちゃったり、
パパになっちゃったりとか、技術者として作った機械が、テレビのCMで
かっこよく、流れちゃったりとか(!)
お子さんがいるパパやママだったみなさんは、そのお子さんたちが、
大きく成長されていて、お話うかがっているだけでも、
幸せのおすそわけ、な感じです^^

また、新しくこのサイトにいらしていただけたみなさまも、
ありがとうございます。なじみの常連のみなさまも、大切ですが、
新しい出逢いがあることもまた楽しみだからこそ、
こつこつとサイトを続けていますので、
どうぞご遠慮なく、掲示板などに書きこみくださいませ。

☆さて、そんな具合に、時の訪れをしみじみ感じる開設記念日ですが、
私自身は、何しろ、このサイトを立ち上げたときから、作家だったし、
もうおとなだったので、これから先も、大差なく、
このまま、サイトを運営していくだろうと思っています。
で、それが、ほのぼのとしみじみと、幸福だと思っています^^
長く続けるために、あちこち、楽にする方法を模索しながらの運営に
なると思いますが、今後もおつきあいくださいませ。

☆私事になりますが、今年は亡き父の十三回忌です。
私の父は、平成七年に、六十四才で、亡くなりました。
私は、自分の余命を考えるとき、父の死んだ年を基準に考えることに
しています。そこから先まで命があれば、もうけものだと考えようと。
すると、いま四十四才の私は、あと二十年。

これから、二十回の夏と秋と、冬と、そして春を、
迎えられるのかな、うまくいけば、と思います。
それだけの残り時間で、私はあとどれくらいの数の作品をかけるの
でしょう? どれほどの質のものを、この地球に残していけるのでしょうか?
…なんてこんなことを書くと、「そんな大げさな」とか、「まだ早い」とか
善意や明るい気分でおっしゃる方もいらっしゃると多いのです。
でも、肉親をみとられたことがある方は、私の気持ちは、
わかっていただけると思います。

絶対的な、どうしようもない重い扉のように、
死というものは、誰の前にでも立ちふさがります。
誰にでも、です。
それを回避する方法はない。
どんなにこの地上を愛そうと、別れがたい思い出や人々がいても、
必ず、ひとはみんな死ぬのです。

それはなんというのか、見えない象の墓場への行進のようなものだと
私は思います。私もまた、気づかないうちに、日々、少しずつ、
どこか異世界へ続く、象たちの群れの中に混じって、
先へと進んでいるのです。
それは悲しいことだけど、でも、道行きの仲間たちがいるから、
そこまで悲しすぎることでもないと思います。
というよりも、いままでに先に墓場に旅立った仲間たちのように、
彼らがそうしたように、私もできるだけの、よい「贈り物」を、
地上に残してゆきたいと思っています。

この思いを、かっこつけとかヒロイズムとか、
そんなふうに笑われちゃってもいいんです。
自己満足かもしれないけれど、でも、私は、残り二十回の季節を、
作品を書くことに費やしたいと思っています。
とにもかくにも、私の言葉や物語で、少しでもたのしんでいただける
ひとびとがいるとわかっているから。
そう思って、胸がはれるのは、サイトにきてくださるみなさまの、
その言葉や、足跡が、たしかな支えになっているからです。

サイト開設から七年。
ありがとうございました。

カーニバル・クラッシュの桃の香りなど楽しみつつ。

(070529)



☆秋が来たなあ、とかいっていたら、冬の到来ですか^^;
いきなり寒くなったので、お洋服の入れ替えがまにあわなくて、
七部袖の上に薄い上着をはおって外に駆けだしたら、寒くてくしゃみ、とか、
なんかそういう日々になっている私です。
(そういうときに限って、急ぎの外出だから、家に引き返して
着替える時間がなかったりする)。

さて。夏のじんましんと不眠症をきっかけのようにして、
カウンセリングに通い続けている私ですが…
ゲシュタルト療法と交流分析との相性がよかったらしいのと、
主治医の先生が、指導者として立派な方だったのと、で、
自分をふりかえる、いい機会に恵まれているようです。
これは私にとってよいことなので、しばらく通院を続けてみようと
おもっています。…取材にもなりますし^^
(そりゃ、これだけ勉強したなら、必ずなにかで仕事に還元しますよ♪)

☆でまあ。「自分を好きになる」「自分を責めない」「否定しない」
なんて、レッスンをしているわけですが。

けっこう、素の自分が見えてきて、本当に好きなもの嫌いなものが、
無理なくわかるようになってきました。
感情を、言葉にできるようにもなってきた。

☆前はどこかに、「人としてこうであるべき自分」という理想像があって、
それをなんとか実現化しようとしていた嫌いがあるんですが、
それでまあ、じんましんとか不眠とかにつながっていたわけで。
でもね。いまは少しずつ、「嫌なことは嫌」と口にすること、
「怒りを表情にだすこと」あたりができるようになってきたかなあと
思っています。マイナスな感情をひとに向けるのは苦手だった
のですが(美しくないから、です。相手への優しさからではない)、
怒りも、自分を守るための怒りなら、表面にだして良いのだし、
それが原因で、他人と縁が切れても、それは互いにとって、
幸福に至るために必要な道だと、学びました。
いやほんと、前までは、私は、「客観的にみて正しい怒り」とか、「正義感からの
誰かのための怒り」とかしか、表にだせなかったんですよ。
喧嘩は常に、ひとのため、でした。
自分自身の感じる不愉快は、隠すものだとおもっていた。
そういうものを表面にだすのは、「美しくない」から。

☆そしてまあ、自分の生まれついての脳の傾向もわかってきて。
生まれつきの性格が、しみじみとみえてきて。

私は、人間が好きですが、相手が誰でも、淡々としたつきあいが好きだし、
狭い範囲で、隔離されるようなつきあい方は嫌い。
ののしりあったり、逆にべたべたしすぎるような人間づきあいや、
傷のなめあいとかも、ものすごく拒否反応があるみたいでだめ。
早い話、人間関係というものに、執着が薄いみたいです。
人間は好きだし、人に優しくするのも好きだけれど、
おもりをしたりされたりする関係がなくても、ひとりで生きていける
ように、考え方の傾向ができているらしいのですね。典型的な猫型です。

前は、どこかで、そんな自分のキャラクターが後ろめたくて、自分で、
「人としてこれはどうよ?」とかおもっていたし、実際、
「薄情だ」「もっとこっちを向いてほしい」といわれた経験もあったので、
私はわがままなんだろうと、責め続けたこともあります。

でもね。なんというか、医学的にいって、
私はそういう人らしいので、もうそういう自分を許してあげることに
しました。…ていうか実際、ずっと以前から、私は、そういう私自身が、
好みにあっていて、好きだったと気づいたんですね、今更ながら^^

そんなわけで、私は、自分の好悪の感情を大事に生きていこうと、
もういい年になって、決意したところです。
…いや、この年だから、もういいでしょう、という感じかな。
これからは、自由に、自分の心の声を聞きながら、
縁がある人たちとはつきあい、そうでない人とはさっくり別れて、
その後のフォローもせず、後ろ姿を見送ろうとおもいます。

私は、淡々と、いま自分のそばにいるひとたち、そばにいてくれる人たちと、
自分が無理なく、語れるひとびとと、いっしょにいたいとおもいます。
それは、心を閉ざすという意味ではなく、出逢いを避けようとすることもなく、
ただ、ひらひら、ふわふわと、興味が赴くままに。自由に人とつきあうということ。
それでいいやと思いました。そういう自分が好きだから。

でも、お医者様には、「あなたはひとに甘える勉強をしなさい」
「頼ることをおぼえなさい。でないときついでしょう」といわれているの
ですが… このスタンスで、どうやってそれをミックスすればいいのやら^^;
まあ、ふわりひらひらと、たのしんで、気楽に進化していこうとおもいます。

それで、ここをみている、子どもたちや若い人たちにいいたいのは…
よけいなおせわになるかもしれないんだけど…
おぼえていてほしい、ひとことがあります。
「人は自分の幸せのために、生きても良いんだよ」、ということです。
(ここで、「え、でも、そんなのはよくないことじゃ」と、おもったあなた、
あなたのようなタイプは、特に、そうおもってください。
自分の幸福の邪魔になる人間からは、遠ざかっても良いんです。
どんなに泣かれても、傷つけても、怨まれても。それで、いいんです。
「うん、当然だよね」とおもったあなたは、ちょっと別口で問題児だぞ^^;
君はもっと、他人のために生きていくように。「共感」について、勉強をしよう)。

☆やや脱線気味に(笑)、好きなもの嫌いなもののことを追加で書いてしまう。
私は静かで穏やかな、譲り合うような雰囲気が好きです。
いろんな意味で、余裕のあるひとびとがいる場所が好き。
だから、シティホテルや、SSP、空港のラウンジ(すいているときの)が好き。
一方で、お客さん同士が品物を取り合うような、バーゲンセールは嫌いだし、
いろんな場所での競争も、勝ち負けにこだわる人たちも嫌い。
一円二円で得した損したとか自慢する、けちけちした雰囲気も好きじゃないなあ。

でもそれは、高級なお上品な生活が好きだとか、そういうことではなく、
本当に、おだやかな静謐な生き方が、このみなだけなんですね。
「自分と他人」との間に適切な距離をとりつつ、余裕を持って、
他者を尊重し、大事にできる人々が好きだということなんです。
一期一会のひととでも、微笑みを交わしあい、手助けし合い、
道を譲り合う、礼を尽くす関係が好き。

だからなにがいいたいかというと…
はて、なんだったでしょう(笑)。まあいいや。

<香水日記>夏物と秋物、冬物をいれかえていないのは、香水も同じで…
いまだに、アクアアレゴリアのパンプルリューヌとか、使っています。
でも柑橘系の香りは、ほんと、元気でますよね^^

(061109)



☆秋が来ました。が、今日はまた少し暑くて疲れたなあ、長崎市。
現在、お仕事真っ最中なので、少しだけ、仮に、ですが、更新しています。
新シェーラひめのぼうけん8「伝説への旅」関連の更新ですが、
本格的に、内容について語るのは、今月末から来月頭くらいに
なりそう? かな?

おかげさまで、著書四十五冊になりました^^
子どものころ、好きな作家を見つけたとき、
その人の名前をおぼえて、本屋さんで探し、古本屋さんでさがし、
図書館で、遠い街でさがし…
でているだけぜんぶよみおわって、そのあととほうにくれた、
あの感覚を、いまもわすれていません。

いま、子どもの本の、それなりに、人気のある作家になってみて。
ふりかえって、これだけ冊数があると、
新しくわたしの本のファンになった子どもたちは、まあとうぶんは
たのしめるなあ、と、にやりと笑ったりするのです。

…近況も、今回はちょっと短縮バージョンだったり^^;

(06.09.22)



☆そしてまた季節が移り変わり…
いまは2006年の春なのでした。
いささか、遅刻気味ですが、
新シェーラの七巻「天のオルゴール」関係の更新をいたしました。

私が住む長崎市では、もう桜の花も終わって、葉桜に。
みなさまお住まいの地方では、どんな春、なのでしょうか。
なにいろの花が咲いていますか?
長崎は、桜の開花の頃、もう、一緒にツツジが咲いていました^^

さて。すぐ下にある前回の近況で、「やっと夏が終わった」とか、
ほっとしたようなことを書いている私ですが、
あのあと、十一月に、ひどく首を痛めたんですよね。
いやもう、生涯最大の痛みというか、脂汗がでるような、
数日も数週間も、動けない、そんなすごい首の痛み。
その後、年が明けて、一月にも、同じ痛みのパワーアップした
ものに、襲撃されたのでした…。
この痛みのダブルパンチで、ただでさえ遅れていた仕事が、
凍結したように動かなくなりまして…。
結果、いまも、のろりのろりと、丁寧に、でも、ゆったりと
した速度で、お仕事にとりくんでいるところです。
(痛みの正体については、「あれかな」「これかな」と自分で調べて
答えを出してはいるのですが、いまだ病院にいけていないので、
ここに「病名」を書くのはやめておきます。
ただ、私と同じような首の痛みに襲われた方がいたら、
脳神経外科にいくことを、お勧めしたいとおもいます。
私も、今度同じ痛みが出たら、そうする予定ですので)。

☆そしてまた、いろいろあるもので。
この春には、いきなりうちの母が、脳梗塞で倒れました。
幸い、ごく軽い梗塞ですみましたので、二週間ほど入院したあと、
いまは、投薬治療を受け、リハビリを家と病院でしています。
母の病気と私の病気と、当時、ご心配いただけたみなさま、
ありがとうございました。
おかげさまで、四月中旬のいまは、母も私も落ち着いています。

母と自分が病気をしたことで、みえてきたことがあります。
父や猫が死んだときにもわかっていたこと…ではあったのですが、
この「日常」というものが、どんなに儚いものかということ。
本当に、みんな元気なときは、「日常」というものは、
不変な、永遠に続く、力強いもののように思えていて、
心の奥で、どこかしら、日常の中のさまざまなファクターを
愛しつつも、うとんじたり、時として憎んだりもするものなのですが。

けれど、ふたつの病気を通して、
日常が壊れ、失われそうになった状態に出くわしてみると。
この、ぶかっこうで老いた巨象のような「日常」を、
自分がいかに愛し、存在し続けていてほしいと願っていたか、
やっと気づいたような気がするのでした。

この長崎市での、老いた母や、猫たちや魚に貝にえびたち、
ベランダの植木や花たちや人形たちとの、
淡々とした、でもおだやかな日常を、そっとみつめ見守りながら、
生きていきたいと思います。
幸運なことに、手元に残った、この幸せを、大切にしたい。

もっとも私は旅が好きで、あちこちに私を待つ人や場所があるので、
ふわりふわりと、飛行機に乗って、
今年もたくさん空を行くつもりなのですけれど^^

自分の首の調子が落ち着き、母の精神状態も落ち着いてきたところで、
そろそろどこかへいきたいような、そんな気がしています。

…おっと。
その前に。いまは手元に、偕成社さんより夏に刊行予定の、
「砂漠の歌姫」の再校ゲラがきています。
そして、来週には、ポプラ社さんより、「コンビニたそがれ堂1巻」の、
初校ゲラが到着する予定。
空を飛ぶのは、お仕事を、大事にすませてから、のこと^^

☆<香水日記>YSLベビードール・ラッキーゲーム。
今年の春の限定です。元祖ベビードールより、さわやかな香り。
「四つ葉のクローバーの花」の香りが入っているそうですが…
それって=シロツメクサ、ということなのでしょうか。
甘いけれども、草の葉のような緑を感じる香りで…
学生時代を過ごした、市内の高台にある女子大学の初夏の頃を
思い出しました。その季節には、大学の庭の、小さな丘が、
一面のシロツメクサに覆われていたので^^

二十代の頃は、世界のこともひとのことも、何も知らなくて、
知らないが故に、明るくいられたり、不安だったり、
まちがったり、いきどおったりもしていましたけれど。

あの、シロツメクサの丘に座って笑っていた二十代の頃よりは、
いまの私は、いろんな知恵や知識をみにつけています。
過去の自分の愚かさを、笑うよりも愛しいと思える程度には。

いま、病み上がりの家族を抱え、自分やひととと向き合いながら、
いろんなことを考え、未来を夢見、でも未来を恐れている…
そんな四十代の私を、またずっと未来の私は、
いまよりもクリアでレベルが高い状態の思想と思考で、
おだやかに、ふりかえることができているのでしょうか…
そのとき私は、どこでどんなふうに暮らしていて、
私のかたわらにはどんな花が咲き、どんな香りを愛し、
どんな仕事を、しているのでしょうか?

(06.04.16)



☆気がつくと…
どうやら、やっと、本当に、秋が来ましたね^^;
(涼しくなりすぎてしまった地方のみなさまは、お風邪など召しませんように)。

「やっと」と、書きたくなるほど、私には長い夏でした、今年の夏。
暑いのが苦手な私は、もう五月くらいから、死にそうになっていたような気が。
関東地方は、今年涼しかったよ、ともききましたが、九州長崎は暑かった…。
来年は、ほどほどに涼しい年だといいなあ…。

☆新シェーラの6巻がでたので、その関係の更新をしました。
今回の巻は、書いていた時期に、いろいろ思うことが多かったので、
更新するためのファイルを作りつつ、何度か手が止まりました。
「春先、本当に体調が悪いときに、プロットを作ったんだよな」とか、
「本当におなかが痛かったし、不正出血も不気味だったなあ」とか、
「ひさしぶりに、検査を受けたりもしたんだよな」とか。

もちろん、本が出た今、九月の私は、ちゃんと元気ですし、
恐怖の夏は終わりつつあるから、あとはイケイケ(死語)なのですが。
ほんと、プロット立てていたときは、真っ暗な気分でしたね。
なまじ作家だから過剰な想像力で、「今度こそもうだめだ~」と暗い気分で
見上げた、東京のホテルの窓越しの空の色は、
今もあざやかに、眼の裏に残っています。

☆父親と猫を見送って思ったのは、
生き物の生と死は、つながっていない、ということです。
ある瞬間から、ぷつっとつながりが絶えてしまう。
生の延長線上に死があるのではなく、生と死はまるで違うカテゴリに
属するもののような気がしました。
死んでしまうその瞬間までは、確実に、心は感情は動いていて、
耳も聞こえているのに、ある瞬間から、それがとまってしまう。

生きるというのは、心が動くということです。
何かを感じ、誰かに何かを伝えるということ。
波紋のように、想いを伝えてゆくこと。
誰かと、世界とふれている、ということ。

私はさみしがりやなので、生きているということが、とても好きです。

☆<香水日記> ジバンシーのオブリーク。そのPLAY。意味はそのまま「再生」。
レモンとメレンゲのお菓子みたいな香りです。好きだなあ、この香り。

(05.09.25)



☆気がつくと…
初夏ですか、もう^^;

なんか、つい最近まで寒かったり、暖房つけてたりしたような気が
するのですが…。
オイルヒーターをコンセントからはずして、かわりにクーラーのスイッチをいれました。

おかげさまで、新シリーズ「天空のミラクル」がスタートいたしました。
このお話は、数年前に書き上がっていたもの。
いろいろと思い出深い作品で、今回やっと活字にしていただくことが
できて、本当に嬉しく思っています。
元気な担当編集者のポプラ社Kさんと、魅力的なイラストのそらめさんに
心から感謝いたします。今度のメンツではまた新しく思い出もできましたね(^-^)

「ミラクル」は、ホラーではありますが、怖いだけではない話をめざそうと思っています。
私は児童向けの娯楽作品を書く作家ではありますが、いつも、心のどこかで、
「読み捨てられる作品」は書きたくないと思っています。
読んだ子どもがおとなになって、私の名前やその本のことを忘れてしまっても、
普段は忘れていても、なにかのはずみにエピソードのひとつや、
台詞の一言を思い出すような…子ども時代の思い出の一つになるような
そんな、作品が書きたいです。

☆今日の香りは…
湿気が凄いので、めずらしくなにもつけていません。
あえてつけるとしたら、ブルガリのファムかなあ。
ジャスミンティー風味の凛とした香りが恋しい気分です。

(05年5月2日)



☆気がつくと春になっていたり。
先日また東京に行っていたのですが、桃色の緋寒桜らしき桜が
咲いていて、街をモザイクのように彩っていました。
もうじきに、日本は桜の季節になるのでしょう。

☆桜の時期に合わせて、「アカネヒメ物語」の最終巻が刊行されました。
このお話については、我ながらよく書けたと思うので、
ただ黙って、読者のみなさまにさしだすだけです。
そして、順調に続いている「新シェーラひめのぼうけん」の五巻も
無事に、書店さんの棚に並んでいることと思います。
全国の書店のみなさま、図書館のみなさま、ありがとうございます。
今回も、お世話になります。

この春の二冊の新刊は、並べて読むと、
私自身の思想的な面が、良くあらわれているなと思ったりします。
自らと周りの人々の生命と意志を尊重すること。守ること。
それが何より大事だと、私は子どもたちに伝えてゆきたい。
そして、自分の力でさまざまな情報を仕入れること、自分の頭で
思考すること、子どもたちにはそれができる人間になってもらいたいです。
世の中の気分や、誰かの思想や思惑に流されるのではなく、
自分なりの正義と理想を見つけ、
ひとりでも正しいことを正しいといえる子どもになってほしい、なと、
まあそんなことを考えながら、今日も文を綴るのでした。

思想を伝えるために作品を書くわけではないけれど、
でも、思想がなくて、何が児童文学だろうと思う、
そんな私は、戦後の日本の児童文学で育った世代なのでした。

☆今日の香りはゲランのシャンゼリゼ。
甘くはなやかなミモザの香り。
春になるとやはり、ミモザか桜の香りを身にまといたくなります。

(05.3.25)



☆そういうわけで、今度こそ、「虹の物語」(佼成出版社)が刊行されました。

この物語は、以前、日記にも書きましたとおり、
「子どもとネット」との間で起きるトラブルに
ついて、少しでも良いからふれておきたいな、という想いがあって
それで、一気に作り上げ、書いたものです。

子どもの訪問者が多いサイトを運営していたり、そういうサイト同士で、
交流をもったりしていると、どうしても、さまざまな事件に出くわしたり、
おとなとして、管理者としての判断を迫られる立場になったりもします。
自分なりのネット観や理想について、考える機会も増えていったり。
「私は、ただの童話作家なのになあ」などとぼやきつつ、
いろいろ悩みつつ勉強しつつ、ネットの先輩たちに話を聞きつつ、
自分自身、トラブルの中に入っていったりもしつつ(遠い目)、
「ネットとは何なのか」「子どもはネットとどうつきあうべきなのか」について
考えてみた結論が、とりあえず、この物語なのでした。
現時点での私の、おずおずとさしだしてみた、言葉です。

私は、「ここ」が好きだし、「ここ」に希望を持ち続けます。
だって「ここ」は、人の心が作りだした場所だから。

☆もうすぐ年末ですね。
ここを読んでくださっているみなさまは、どんな日々を過ごされているの
でしょう? やっぱり、忙しいですか^^?

私は、春に刊行される本の原稿や、原稿を仕上げるための作業に追われて
います。他にも、児文協の創作教室の関係のお仕事もあるし、
今年からは、児文協の長編新人賞の審査員のお仕事もさせていただくことに
なったので、起きているときはいつも手と頭が動いているような状態です。
連絡用のメールと電話と郵便も、飛び交っています。

でも、こんなふうに、疲れを感じないくらいに忙しいことが、
誰かに必要とされているんだと実感できて、安心というか幸せだったりします。
明日は、sigmarion2をバッグに詰めて、どこかの喫茶店で、お仕事しようっと。

☆今日の香りは、DREAMS BY TABU

(04.12.6)



☆下でご紹介した、「虹の物語」がでるより先に、
ひさしぶりのルルー新刊が出てしまいました^^
「魔女のルルーと楽園の島」ルルーシリーズ第七巻です。

失われた楽園、なくした宝物の話を書きました。
手の中になくなったように思えるものでも、それは実は、
世界から消滅したわけでもないんだよな、と、最近よく思います。
過去にそこにあったものは、ふりかえればいつもそこにある。
でも、手の中のものを手放して、どこかに歩き出さなければ、
新しい風景にも出会えないし、出会うべき誰かにも出会えない。
ましてや、なにかするべきことがあるのなら、行かなくちゃ。
人は思い出の世界にだけ、生きていてはいけないんです、きっと。
…まあつまり、そういうお話です^^

ところで、今回の物語。
例によって、身内頼みをするわたくしは(笑)、
物語の中で使った「歌の翼に」の歌詞(ドイツ語)の翻訳を、
掲示板常連の博学の若き錬金術師、Merlin氏にお願いしてしまいました。
…いやあ、もつべきものはよい常連ですね(違
とても柔らかい、美しい日本語のうたになっています。
ほんとにありがとでした、めるりんさん^^
子どものみなさんがあの歌詞で、歌の翼にをうたってくれたら…
それで後の世に残ったりしたら、嬉しいですね^^

☆今日の香りは、スティラのクレームブーケ。
甘いクリームと花束の香り。
こういう甘い香りが恋しい季節になったんですね。

季節は移り変わってゆき、人は変わってゆく。
でもいつだって、未来に向かう気持ちは、新しくて、古くなることはなく、
未来に幸せが待っているって、思えなくなることはない。

早くクリスマスにならないかなあ…

(04.11.14)




☆「新シェーラひめのぼうけん4~炎の少女」が、全国の主要な書店様で
発売中になっています。ネット書店様でも、好評発売中です。
(各書店のみなさま、いつもありがとうございます。
童心社の営業のみなさま、フォア文庫関係でお世話になっているみなさまも)。

いつものことですが、初版が売り切れてしまうと、二刷りがでるまでの間、
入手しにくくなってしまいますので、本を早めに手元におきたい方は、
どうか、ご注意下さい…)。

☆今年の夏は暑かったですねえ。
でも、我ながらよく働きました。
今手帳をみたら、八月は、「虹の物語」の第一稿を書き、
この「炎の少女」の初校ゲラと再校ゲラをやり、
「ルルー7」のゲラもどきをしあげていたのでした。
ポプラさんのアンソロジー用の五枚短編も書いたのね…。

そんな中、児文協の創作教室にも行き、
同人誌の例会にも参加したんだったっけ…。

毎度、夏の暑さには弱いので、半死人状態になってしまうので、
がんばったなあ、と、素直に自分をほめてあげたいです^^

☆今日、キリ番ゲッターさんたちへのプレゼントの本を発送しに、
郵便局へ日傘さして歩いていったんですが、
歩道のアスファルトに落ちる、自分の影を見ているうちに、ふと、
自分の体に申し訳ないことしてるなあ、と思いました。

いつも、仕事最優先なので、あんまり大事にしてあげてないなあと。
寝ないし、平気で、食事抜くし。夜行性になったりもするし。
そのまま連続で起きてたりするし。

「ごめんよ、私の手足、それに内臓その他のみなさん…」
なんてしみじみ思ったら、そんなことを思う自分が、客観的にはおかしくて
笑えて、一方で、手足が、「いいんだよ」なんて答えてくれそうな気も
したりするあたりが、やはり童話作家なのでしょうねえ(笑)。
この体は、いろんな「部品」でできていて、それがみんなで
「私」という人間を構成している、チームのような気がしました。
この人生をみんなで歩く、旅の道連れ。最後までいっしょの仲間。
そう考えると、なにか嬉しくて、楽しいですね。

☆今日の香りは、ドルチェ&ガッバーナのライトブルー。
林檎とレモンと。甘酸っぱくて、不思議と懐かしい。
青い箱の色が、本当に空みたいで、きれいなんです。

☆次の更新は…
たぶん、来月の「虹の物語」関連で。

(04.9.19)



☆佼成出版社刊の幼年童話、「いっしょなの」がそろそろ全国の書店さんで
販売していただけていると思います。その記念の更新です。
「いっしょなの」を、よろしくおねがいします♪

で、今現在の私は、同じ佼成出版社さん刊行予定の「虹の物語」の方の
作業をしています。原稿はもう書き上がったので、あとはゲラですね。
「虹の物語」は、私の代表作の中の一冊になる本だと思いますので、
十月(予定)の刊行を、読者のみなさまは、楽しみにしていて
くださいね。私もとても、楽しみです。早く手に取ってみたい(^-^)
大ファンだった平出衛先生の絵でできあがるというところが、
またまた嬉しい~(涙)。
中学年以上向けの本ですが、内容的には、高学年向けの本だと
思います。リアリズムで、出来事を、淡々と書いているので、
一番読みやすいのは、おとなかもしれません。

「虹の物語」は、はっきりと、ネットがテーマのお話ですが、
「いっしょなの」にも、実は、「ネット上で流れるうわさにふりまわされては
いけません」という隠しテーマがあります。
情報は主体的に、自分の目で確認するか、調べること。
逆に、自分が安易に、いい加減な情報を人に伝えないこと。
このことを、子どもたちに語っておきたかったのです。

うちの子ども用掲示板あたりをみていてもそうなのですが、
ネットのどこかできいたうわさや、人から聞いた話を、
そのままほいっと書いてしまっているのをみることがあります。
また逆に、自分の視点で見た誰かの悪口を、書きこんでいることもある。
その場にはいない、つまりは本人が掲示板で反論できない、誰かの悪口です。
書かれた悪口を読んで、他の子たちが、善意からなのでしょうけれど、
「その○○さんって、ほんとにひどいよねえ」なんて、同調することも
あったりする。
基本的に、うちの掲示板では、誰のものであろうと、悪口を書くことは絶対に禁止
していますが、それに同調する子がいた場合も、厳しく叱っています。
「掲示板に他人の悪口を書く」という行為そのものが、許し難い卑怯さというか、
自分は安全な場所にいて、そこから石をぶつけるような行為なわけですが、
それに同調するというのもまた、別の意味での罪になります。
その悪口を書かれた相手が、本当に「悪い人」なのかどうかは、
自分がその場にいなければわかりません。
たまたま自分が、掲示板でその書き込みをみたからという理由で、安易に、
「悪口を書いた側」に荷担して、ともに石を投げるというのは、
ある意味、さらに罪が深いのかもしれません。

子どもたちも、今や、日常的に、ネットにふれる時代になってきました。
お人形とライオンの童話を読んだ小さい子たちの心に、
私のかくした小さなメッセージが残って、いつか、
「ネットでのうわさにはまどわされたりしてはいけないんだよね」と、
思うようになってくれたらな、と思います。

ま、それも隠しテーマですから(笑)、
基本的には、お人形とライオンの大冒険を読んで、楽しんでくれれば
いいのですけどね(笑)。あくまでも、おまけはおまけ、ということで。

☆今日の香りは、ディーゼルのプラスプラスフェミニン。
ミルクの香りで、疲れないので、つい多用してしまいます。

☆次の更新は、たぶん、新シェーラ4関係で、今月のうちに…

(04.9.3)



☆気がつくと、あと、十日でこのサイトも開設四周年だったりして。
開設したばかりの頃も、今も変わらず、いろんなみなさまに助けて
いただいております。
スミマセン。もとい、ありがとう。

その後、新しいお客様も増えつつも、
古い常連の皆様も、いつもさりげにいらしてくださっているのが、
嬉しいですし、ありがたいです。

サイト四周年記念コンテンツ…という雰囲気で、
メイン掲示板カフェかもめ亭の常連、もうすぐ二十歳の雨子さん
日記のコーナーを作りました。
掲示板の常連として、その繊細でリリカルな文章にファンも多い彼女は、
作家志望の人です。きれいな絵も描けます。
そんな彼女の日々のつぶやきを、私自身がききたかったので、
コーナーを作っちゃいました(笑)。

雨子さんの日記は、文字通り、柔らかい雨の言葉のようで、
とても癒されます。
ありがとう、雨子さん。

☆今夜の香りは、桃の香りのエラミカオ。
外は雨降り。

(04.5.19)



☆桜の花が咲き始めましたね。
心が浮き立つこの季節は、遠く遠くに思いをはせたくなります。
来週、22日からは、十日間ほど、お仕事関係なしの東京旅行に行く予定。
きれいな花を見たり、お友達とあったりして、
童話作家としてではなく、自分のための、ゆっくりとした時間を
過ごしたいと思っています。
(でも、FIVAはもっていくし、打ち合わせはするんですけどねえ(^^;)
ああ、そろそろ荷造りしないと…。

新シェーラ3「ペガサスの騎士」発売されました。
表紙画像はこんな感じ
一緒に写っているノートが、いつも使っているLaVie Nです。
後ろのは、dynabook C7。<こっちはお仕事用ノート
お人形は(笑)、MSDサンディータイプのフェリシア

「ペガサスの騎士」に関しては、前の二冊が重かったので、
意識して「笑える話」にしてみたつもりです。
本を読みながら、声を出して笑える時の気持ちって、
私は少しでも多い機会、子どもたちに経験してほしいので。
さあ、こちらの思惑通りうけてくれるかな(笑)?

☆あまりにも春の日差しが心地よいので、
今日はお仕事を休んじゃって、ベランダの花たちを思い切り世話しました。
枯れた花の鉢を手を合わせて片づけ、土をかえ、
花がらや葉がらをつんで。植え替えをして。新芽を愛でて。
ほんとは今の時期、私の大好きなビオラやアリッサムの苗が
たくさんお花屋さんにあるので、寄せ鉢など作りたいんですが、
これから十日も家を空ける予定があるので、水やりができないから、
ちょっと今日のところは延期したりして。
春は、きれいな花がたくさんでいいなあ(^-^)

☆最近の好みの香りは、エラミカオのエラミカオ。それと、
ディオールのフォーエバー・アンド・エバーです。
エラミカオは桃と紅茶のような香り。
フォーエバー・アンド・エバーは、甘い薔薇と石鹸の香り。

(04.3.18)



☆あけましておめでとうございます。
なんか私は、今年のお年賀は疲れて寝込み正月で、
そういえば新年は、お人形関係の繕い物をしつつ明けたし、
どういう年のスタートなんだ、という感じです(笑)。

☆今年の私のテーマは、ひきつづき、「人生を楽しむ」ことかな。
今までよりさらに忙しい年になるのがわかっているので、
仕事だけの一年間にならないように、ゆったり景色を楽しむような
一年にしたいです。
趣味や勉強もしたいし、いろんな人と出会いたい。
新しいこともはじめたい。

☆出版の方は、「新シェーラひめのぼうけん3ペガサスの騎士」が、
三月、童心社フォア文庫からでますので、刮目してお待ちください。
バラとレースがにあう王子様と、完璧な執事の登場です。
今回も、笑えて泣ける、と思います。
現時点での進行状況は、佐竹さんがそろそろキャラデザインをくださる…
のではないかと、わくわくして待っているところ。
初校ゲラがあがるのも待っているところです。

☆ポプラ社刊「ルルー7」は、まだじわじわと直していますので、
もうしばらくのあいだ、お待ちくださいね。
いい作品にします。

☆今年も、おもしろい物語を書いてゆきたいです。
ていうか、依頼原稿をいくつか、今年こそは書き上げないと(^^;)

☆昨年暮れからのお気に入りは、松田聖子です。
気がつくと、一日中きいているような。
心地よい声ですねえ。

☆香りの方は、最近は、プラスプラスフェミニンのミルクの香りと、
アクアアレゴリア・パンプルリューヌの果実の香りの繰り返しです。

(04.1.5)



新シェーラひめのぼうけん2「旅だちの歌」発売であります。
(リンク先は紀伊国屋さん。いつもありがとうございます)。
新シェーラも、この2巻までが序章で、
3巻以降が、新しいキャラクターでの本格的なお話になります。
区切りの第2巻、楽しんでください。
ぐっともりあがります。
大人になったハイルとミリアム、それにあの人もこの人も
でてきます。懐かしの猫魔神も(笑)。

今回、お話を書くにあたって、
イタチについては、「いたち部屋」さんに教えていただきました。
イタチさんの喜怒哀楽や、においについてなどなど…
いろいろ教えていただけたからこそ、
「日本の児童文学史上、最強にかわいいイタチ」(笑)をめざす
謎のイタチ、チニが書けたのです。
ありがとうございました。
(「いたち部屋」さんは、イタチと児童書とゲームのサイトさんです。
児童書のコーナーの選書に、児童書愛好家仲間の魂を感じます。
まったりした日記も好き。かわいいフェレの写真もいっぱい♪)。

飛行船については、東の果てのアーティスト、
心優しいTAKUYAさん(サイトは「東風茶房」)に教えていただきました。
ネットや本ではわからない、有機的な雰囲気や、細かいビジュアルを
親切に、詩情豊かに教えていただけたので、感謝しています。
TAKUYAさんは、いま、お仕事しながら作家を目指して
作品を製作中なのですが、私はデビュー前からTAKUYAさんの
繊細で詩のような文章のファンなので、
「早く本が出ないかなあ」と楽しみにしています。

☆八月末から、二週間ほど、関東地方千葉県の住人になって
いました。いろいろあって(話せば長い)、今はいったんまた、
長崎市にもどってきています。

居を移すって、なかなか大変なことですねえ。
今回は、準備が足りなかったので、いったん長崎に戻りましたが、
まだまだ千葉への転居をあきらめてはいないので、
ただいま、作戦を練りつつ、情報収集中です。
…ていうか、気がつくと、友人知人に千葉県関係者が多いのは
なんでだろう~♪<また最近ひとり判明

一方で、長崎市中心部で、優雅に暮らすプランというのも
浮上してきて、それはそれで捨てがたく…。
五島町や駅前のあたりのきれいな物件に住んで、
朝は海辺を散歩、買い物は二つの複合商業施設や浜の町、
(あ、あちこちの大きな市場も徒歩圏内だ…)。
郵便局は中央局に徒歩でいくのって、
すごく素敵かも(遠い目)。
長崎駅から、いつでもどこへでもいけるしなあ。
実家の猫にはいつでも会いに行けるし。

…ただ。
長崎市、東京まで遠すぎるんだよう(涙)。

☆今日の香りは、本八幡で買った、赤いボトルのミスオブ沙棗。
まったりと甘い、果実と花の香りが、肌になじむ季節となりました。
今年の夏は、エクラ・ドゥ・アルページュで過ごしましたけれど、
あのライラックと藤の香りが、今はもう寒く感じます。
季節って、本当に、移り変わるものなのですね。

☆現在、「風の丘のルルー7」執筆中です。
仮タイトルは、「魔女のルルーと楽園の島」

(03.9.22)



☆160000ヒット、ありがとうございます。
記念に更新、と思ったんですが、村山は結局、
引っ越し前に一作、リアリズムものを仕上げなくてはいけないことに
なってしまいまして、それ+夏ばてで、余裕がちょっと…。

そういうわけで、夏休みを前にした、応急処置的更新だけに
なっています。
具体的には、海馬亭ノート、作品感想、シェーラ感想、の三つの
掲示板を、メルアド記入欄がないタイプのものに変えました。
子どもたちが、メルアドをうっかり記入するのをさけるためです。
(子どもは、注意書きで、メルアドは書かないで、と書いても、
そこにメルアド記入欄がある限り、つい書いてしまうんですよね~)。

さて。今日はちょっと病院に行ってきます。
頭痛と肩こりの相談に…。
待合室で参考資料でも読まなくては。

☆夏になったことだし、と、ここ数日、オートリードをつかっています。
ああ、すっきりするなあ。青い竹の香り…。

今日は、七夕ですね。いろんな人の願い事が叶いますように。

(03.7.7)



☆開設三周年なのでございます。
今まで訪問してくださった皆様、ありがとうございました。
それと、このサイトを、陰に日に支えてくださった方々、
心から感謝いたします。
応援してくださった皆様、常連の皆様も。
ひとりじゃ三年も続けてこれなかったです。

☆サイトをやってきてよかったなあ、と思うのは、
いろんな人々との出会いがあったこと。
出会いによって、自分がどういう人間で、どういう作家で、
今後どういう風に生きるべきなのかが見えてきたということ…。
私そのものの人格は変わりませんが、生き方を変えるような
大切な出会いはありましたから。

☆出会いにしても、ネットにしても、
暗黒の側面やらあやしげな部分やらがあるとはわかっているんですが、
でも、楽天家な私は、これから先もきっと幸せな出会いがある、と
信じて、このサイトを続けていくと思います。
そうしてここでいろんな人たちと出会って、
またいろんな人たちが出会うきっかけを作って、
冗談を言い合ったり本の話をしたり、時にはまじめな話をしたりしながら、
ゆっくりと同じ時の流れを共有していければいいなあと思っています。

☆作家としての現時点での私は、今後も締め切りを抱えていて、
だから、まだまだ新刊は出続けると思います。
仕事のペースはゆっくりめにしようとは思っているけれど、
減らすということは不可能なので、しかたないというか…。

心のどこかに、子どもの頃の私がいるのです。
本が大好きで、何か読んでいないと生きていけなかった、
物語が人生のすべてだった女の子です。
その子は、親の職業の都合で、転校を繰り返していたのですが、
どこの学校に行っても、図書館の本をすぐに読み尽くしていました。
新しい本、面白い本に飢えていた子どもでした。

その子が今も、本を欲しがるのです。
もっと面白い本、新しいたくさんの本が欲しい、読みたい、と。
昔の私に本を手渡すことは不可能ですが、でも、今いる子どもたちの
ために、私は本を書き続けます。
少なくとも、うちの子ども用掲示板がにぎわっているうちは(笑)、
私は新刊を出すべくがんばっちゃうと思います。

☆えー。そういうわけで、今後もよろしくお願いいたします。
今日の香りは、ゲランのマホラ。夢のような南国の香りです。
「歌の翼に」なんか口ずさみつつ。



(03.5.29)



☆新しいパソコン&新しいHP作成ソフトでの初めての更新をしました。
今度のノートLaVie Nは、さすがにOSがxpのうえ、比較的新しいとあって、
何があろうと落ちないし、固まらないんですね。うれしいです…。
それと、銀色ノートというのは、机の上が明るくなっていいのですな。
きっと、風水的にいっても悪いことないに違いない(笑)。

☆三月四月、そして五月と、好きな月が続きます。
この時期は、ベランダのバラが美しい。
昔ほど園芸に時間をかけられなくなってしまったので、今は鉢を減らしましたが
それでも、ミニバラたちが、大きくつぼみをふくらませています。
いつか自分の家が買えて、きれいな庭を造れたらいいなあ。
猫の額サイズでもいいから、そこにはハーブ園とロックガーデンとバラ園と、
ガラス製の蘭用の温室があって、中庭にはコニファーがいろいろ…って
…どんな巨大猫の額なんだろうか?

☆今回は、「私的香水名鑑」なんてものを作ろうかな、と思っていたのに、
ちょっと時間が足りなかったのでした。まあ、そのうちに。
シグマリオンでちくちく作っておいて、まとめてアップしようかな。
香水って、こりだしたのは最近なので、初心者もいいところ、
語るだけの知識もないのですが、今から作っておくと、数年後には、
それなりに読めるものに育っているんじゃないかと思いまして…。

しかし、それにしても、戦争は早く終わってほしい…。

(03.4.8)



春色のミュージカル~アカネヒメ物語4
「ふたりの王女~新シェーラひめのぼうけん1」の二冊が、
ただいまの新刊でございます。
気がつくと、著書も33冊を数えました。
これもひとえに、わたしの本を応援してくださっている
みなさまのおかげです。ありがとうございます。
これからも、自分にできる限りの、おもしろい本を書いていきたいと思っています。

☆私は、物語を考え、文章の形にすることが好きです。
でももっと好きなのは、自分が語る物語で、誰かが喜んでくれることです。
そのために……どこかの街で本を読んだ誰かが喜ぶことを夢みて、
私は、私の本を書いているのです。
私の物語を喜んでくれる誰か、待っていてくれる誰かがいる限り、
私はずうっと、子どもの本を書き続けてゆきたいと思っています。
そして、私の原稿を読みたいといってくれる、担当編集者のみなさんが
いる限りは、睡眠時間を削ったって、何百枚でも原稿を書いちゃいます。
これからもおつきあいくださいね、編集のみなさん。

☆生涯に百冊は書きたいと思っているけど、折り返し点の五十冊が見えて
きましたね。とにかく、そこをめざして、がんばろう☆

☆今日の香りは、エタダーム。
白い薔薇の花とバニラの、甘く儚い香りです。

☆しかしまったく、あの戦争は、どうにかならないものでしょうか…。

(03.3.21)



「妖精の森へ~魔法少女マリリン4」(佐竹美保画・教育画劇)が発売中です。
マリリン・マリルーンの夏休みの冒険も、気がつくと、四冊目。
一応全五巻で完結予定なので、このへんで起承転結の転、という感じです。
あの世界の謎が、一つとけます。
かなりもりあがっていますので、ぜひご一読ください。
村山早紀の、著書31冊目の本です。

☆風の丘通信、おかげさまで10万ヒットを数えました。
ずいぶん早くここまできたものですね~。
これもひとえにみなさまのおかげです。ありがとうございます。

仕事の合間に作っているホームページなので、忙しい時は更新できませんし、
読み物関係のコーナーはとくに更新できません…。
そんなサイトなんですが、おひまなおりには、これまでどおり、ふらっとたちよって
いただけますと幸いです。
とりあえず、掲示板と日記は、毎日どこかが動いております。
仕事の状況や、新刊情報はそのあたりでチェックすると早いです。ごめんなさい。

☆香水に興味を持ったのをきっかけに、気がつくと、お化粧品にも興味を持ちはじめ、
明日はアユーラのクリスマスコフレを買いに行くわたしです(笑)。
去年の今頃は、こういう自分は想像もできなかったですねえ。
人間、何があるかわからないものです。

嬉しいのは、こういうなかば「趣味のこと」を、自分の収入の範囲で、
無理なくまかなうことができるということです。

わたしは、他にどんな仕事も持っていない、専業の児童文学作家です。
日本の児童文学作家は、収入といえば、新刊の印税と、
重刷分の印税くらいしかありません。
ですから、専業で食べてゆくとすると、初期の著作数が少ないころは、
年収数十万円、ということもありえます。実際そんな時代もありました。
そういう時代を経て、来年で最初の本が出てから十年目。
いまは、少しくらいなら好きなものを買ったり、選んだりするだけの余裕もできました。
けっして「お金持ち」ではありませんが、安定した年収を得ることができています。
いままでに書いてきた本たちが増刷されて、わたしを養ってくれているのです。
ずっと走ってきて、今年の冬は、ほっと息をついているような気持ちです。
暖かい、冬です。

31冊の本たち、ありがとう。
何より、わたしの本を支持し、愛し、読んでくださったみなさん、ありがとう。
職業作家として、自分の著作収入で食べてゆくことが夢だったわたしには、
いまやっと夢が叶ったような、そんな気持ちです。

☆今日の香りは、エタニティ・ローズブラッシュ。
雨上がりの美しい庭で咲く薔薇のような、さわやかに甘い香りです。

(02,11,8)

 

☆お友だちの作家、たからしげる先生のコーナーを更新しました。
…と、六月の更新の時と同じ出だしで書いてみたりして(笑)。

たからさんは、わたしよりもずっと年上の方なんですが、
なぜだか、仲良しなのです。あ、「仲良し」なんていったら、失礼に当たって
しまいますね、うう。なんていえばいいのでしょう?
とにかくわたしのようなラジカルでお馬鹿な人間をなにが気に入ったのか
かわいがってくださっています。
昨年あたりから、わたしが病気その他でふらふらしていたとき、
とても心配してくださって、ありがたかった。
そのときは、お礼をいう余裕すらなかったのですが、今ならいえます。
ありがとうございました。
わたしもいつか、おとなとして、人に優しくできる人となりたいです。

☆現在発売中の新刊は、ポプラ社の「魔女のルルーと魔法使いの塔」になります。
bk-1の紹介だと、こんな感じ
この本に関しては、なかなか原稿が書き上がらなかったので、
思い返すと、ああ、いろんな人に迷惑かけた、と頭が下がるばかりなのですが、
できあがってみると、そこそこドライな怖い話にかけていて、
そんなに悪くもないかな、と、思っています。
ルルーシリーズも、もう6巻です。読者の子どもたちが喜んでくれているので、
これからもルルーといっしょにがんばろうと思っています。
ルルーは台湾版もでていまして、現在五巻まで刊行されています。
台湾版のタイトルは、「魔女露露」です。ロゴがくるんくるんしていて
かわいいんです。ちなみに第一巻タイトルは、「風乃丘的傳説」となっておりました。
訳者は黄瓊仙先生。出版社は、暢通文化事業有限公司さんです。
台湾と日本の歴史的な関わりを思う時、わたしの本が台湾の子どもたちに
楽しく読んでもらえるといいなあ、と、しみじみと思います。
児童文学作家になってよかったと思う瞬間が、たまにありますが、
台湾版がでた時も、そう思いました。
ルルーは現在また、他の外国語版が企画進行中です。

「魔法少女マリリン4~妖精の森(仮)」第一稿完成しました。
まもなく初稿ゲラが来る予定です。あとは画家の佐竹さんのスケジュール次第で、
刊行される時期が決まります。お楽しみに。
400枚越えたので、読みでがあると思います。わたしとしては、たちまわりが
いっぱいかけて楽しかったです~☆
晩夏から初秋にかけては、マリリンの仕上げと、ポプラの新シリーズ「黄金流砂(仮)」
岩崎のアカネヒメ4を書いてゆくつもりです。
秋が深まれば、書き下ろしが二作と新シェーラがあるぞう。
冬までめいっぱい働いて、また12月には東京に長期滞在しようと思っています。
O.ヘンリの短編小説のヒロインたちのようにね。

☆今日の香りは、ハリーポッター。柑橘系でさわやか~♪

(02,8,24)



☆お友達の作家、たからしげる先生のコーナーを更新しました。
たから先生には、ずいぶんお待たせしてしまって、もうしわけないことをしてしまって…。

☆去年の秋くらいから、どうも精神に粘りがなくなったというか、
それまでは、自分で期限を設定すると、なんとかまにあわせたものなのですが、
うまくいかなくなっちゃってますねえ。狼少年ならぬ狼少女(とうのたった)です。
〆切は破るためにある、っていう感じになって来つつあります…。
(すみません、担当編集者のみなさま。決してわざとじゃないんです)。

結局は、一日は二十四時間しかなくて、その持ち時間は変わらないのに、
する仕事や、約束の方は日に日に増えていっていて、
でも気持ちは前と変わっていないから、気力でこなせるようなお気楽な心境のまま
なのでしょうね。どうもいけないなあ。
…そーか。普通の作家だと、このへんで秘書さんがついて、
むりのないスケジュール設定をしてくれちゃったりするのか!
って。児童文学作家には、そんな金銭的余裕はありませんがな(^^;)

作家といえば、先日、斉藤洋先生の「童話作家はいかが」を
ちょこっと読みました。いま、忙しいので、ちゃんとは読めていません。
斉藤先生は直接の面識はないのですが、尊敬している作家のひとりです。
で、担当さんが複数共通していることもあって、あちこちで噂をいろいろ
きく方なんですが、たいそう面白い方のようで(笑)。
でも、担当編集者からの直しの提案は受け付けない、というあたり、
これを読んだ作家志望の人や、新人作家の人が、まにうけて
編集さんに「なおしません」とかいったら、どうするんだ、とは
ちょっと思いました。新人作家や作家の卵なんて、風前の灯火みたいに
命が儚いんだから、下手に我を張って出版社に嫌われたら大変なのになあ。
「直さない」のはあくまでも、斉藤先生だから許されることだと思うんですよね。

☆私自身は、文章や内容のささいなことにはあまりこだわって書いていなくて
「おもしろい本を世に出す」「物語を形にする」ということに重点を置いて、
原稿を書いていますから、担当さんの意見があればいれますね。
だって、編集さんは本づくりのプロだもの。もっともなことを指摘してくれる人が多いです。
(ま、でも、大体において、いい作品が描けたときは、直しなんて全然はいらないと
いうことの方が多いです。だから悩む機会もそうないんだけど…)。

…ああだけど、私だって、直しを受け付けずに原稿引き上げたことあります
けどね(^^;)。新人の頃ね。その原稿は、今ではしっかり活字に
なっておりますが…。でもやっぱり、原稿引き上げるのは冒険ですよね。
今もう一度あのときにかえるとしたら…
原稿は引き上げないかもしれない可能性もなくはないですね。
(ただ、その作品自体は、結果的には、いい編集さんの手でいい形で出版されたので、
本としては、原稿の出版社で形になって幸せだったと思っています)。

☆そろそろ書店に並んでいる頃では?
アカネヒメ物語3~たそがれの約束」(岩崎書店刊)。
bk1での紹介はこんな感じです。

☆すっかり梅雨です。今日の香りはチェリーブロッサム。
さわやかな、緑茶と桜と蜂蜜の香り…。

(02.6.28)



☆おそくなりましたが、5月29日のサイト開設二周年記念、
謎のコンテンツのスタートです。

「創作なんでも掲示板」

以前から、私のところには、創作関係の事柄についての質問が、
多数寄せられていました。
おとなからも、子どもからも。
主としてメールで、あるいは、掲示板で。
「物語って、どうやって書いたらいいの?」
「どうしたら作家になれるの?」
そういう疑問って、けっこう内容が重なったりするものなのです。
一度に答えたほうが早いんだよなあ、と前から思っていました。

それと。
相談相手が身近にいないで、孤独に書いている人って、
意外と多いので、そういう人たちが、励まし合い、
語り合う場が作れないかなとも思っていたんですよ。

そういうわけで、
そういう掲示板を使いました。
どうぞ、お使い下さい。

☆えーっと。
あと、まもなく……六月中旬くらいになるかな?
「アカネヒメ物語3~たそがれの約束」が、発売になる予定です。
発売後に、また、サイト更新の予定です。
(でも今ちょっと忙しいので、少し遅れるかも~)。

☆なお、この「近況」は、サイトを更新したときにしか書き直していません。
「サイト更新時の近況」というフシギなコンテンツなのです。
ので、私の本当の近況を知りたいときは、
メイン掲示板「カフェかもめ亭」か、日記「日々の泡あるいは魚の寝言」を
チェックしてやってくださいまし。
新刊情報が一番早くでるのも、そのあたりですので…。

☆相変わらず、香水にはまってます。
今日の香りは、ローラアシュレイのマジックガーデン♪

(02.6.8)



☆おかげさまで、シェーラひめのぼうけんシリーズが、10巻で
第一部完結になりました。
みなさまの応援のおかげで、続けられましたこのシリーズ、
またまたみなさまのおかげで、終わらせるのではなく、
第二部(子ども世代の話)へとつないでゆくという、
発展的な終わり方をさせることができるようになりました。
このシリーズを書き始めた頃の、ぺーぺーだった自分を思い出すにつけ、
「ああ、こういう未来が待っていたとは」と、苦笑してしまいます。

☆あの頃は、「仕事に追われる生活」というのが夢でした。
「先生、次の原稿を早く」とか、「先生の作品は泣けますね」とか、
「他社のよりもうちのを早くあげてくださいね」なんて、
テレビドラマできく、編集さんのせりふに憧れていました。
いつもいつも仕事に追われていて、仕事のこと以外、考えることはない
そんな、生活に憧れていました。
だって、私は、小学一年生の時から、作家志望だったのです。
当時、新人作家だった私にとって、憧れの生活といえば、
いかにも作家らしい、仕事に追われる作家だったのです。

☆今の私ですか?
上記のせりふは、みんなもうきいちゃいましたが、何か(笑)?
仕事にしっかり追われてますが、何か(笑)?

そろそろ、仕事の鬼の手が届かない、どこか南の島にでも、
逃げていきたい気がする昨今、でもでも、どんな遠くの島にゆこうと、
山の上までいってしまおうと、そこに電気さえ通じていれば、仕事をしそうな
自分が悲しい。モバイルPC×2台持ってるしねえ。

☆あ! そうでした。
シェーラひめ第一部完結祝いということで、自分に記念品を買いました。
読者のみなさまからいただいたモノだと思って、大切にします。
SONYのクリエPEG-NR70。
今、パソコンショップの、モバイルコーナーに行くと、二つ折りのクリエが
二種類あると思いますが、それのカメラのついてない方です。
しばらく前から、メモ帳代わりに使える小型PCがほしかったのです。
で、一時期、ジョルナダ720がいいなあ、と思っていたのです。
なぜって、キーボードがついているから。
でも、いまいち決めかねていたところに、クリエを見て、これだ、と思いました。
おお、こっちもキーボードがついている。それに小さい。
ATOKのってるし、いろいろ扱いやすそう。二つ折りなのもいい感じ。
音楽も聴けるんだあ。なんて、旅行向き。

…しかし、これで我が家はパソコンが、四台…。
でも、どれもまあ、ちゃんと使ってはいるんです、はい。
文房具レベルの扱いしか受けてないですけど…。

☆ところで、たまに日記にも書いてますが、今こってるのが、香水。
今夜つけてるのは、ピーチネクターみたいな香りの、
エスカーダのセクシーグラフィティだったり♪
果物系、お菓子系、バニラ系の香りに、弱い私です。
いかにも香水~な、お化粧品みたいなのは苦手なのだ。
日々旅人のように、自分の好きな香りをさがして、試香しています。

香りの何がいいって、一瞬のトリップかな?
何か、今とは違う自分へと、足を踏み出すきっかけになるような、
より幸せな方に、道を選んでいけそうな気がするのです。
香りの酩酊の中で、そんなことを思います。
自分が好きな匂い。
まだであっていない、良い香り。
そんなものを求めて、瓶を手に取るのです。
よりより未来へと続く、隠された曲がり角への入口を捜すような気持ちで。

☆今日、五月の旅行のために、JTBにチケットの予約にいった
のですが、受付のお姉さんの、かすかにつけている香水の名前が、
こう…のど元まででてるのに、でてこない。
とうとうきいてしまったら、アリュールでした。
自分ではつけないタイプの香りだけど、いい香りだった~。
香水は、人が付けたときの香りがまた良いのですねえ。

五月の旅行は、児文協の大会のためなどなどでいくんですが、
やーっぱ。大会の時は、果物系の匂いはダメだろうなあ。
ぎりぎりで、チェリーブロッサムじゃダメかなあ?
スイラブじゃ、さぞかし、ひんしゅくであろう。

(02.4.19)



☆1月17日で、えーっと、目前に大台が見える年令になりました。
ま、でも、それはそれ。年をとるのもそこまで嫌いじゃないので。
振り返ってみると、十代の頃より二十代、二十代よりも三十代、と、
年取ってからの自分の方が、少しはましなような気がするのです。
来年、再来年の私はきっと、今の私よりも、「よい私」のような気がします。

☆でもそんなことをいいつつ(笑)、
見た目が「若い」といわれると単純に嬉しかったり。
昨年の福岡総合図書館での講演会、あれにいらしてくださっていた方々が
書いてくださった感想をまとめたものを図書館からいただいたのですが、
ほとんどが、「若い」「明るい」「しゃべりがうまい」と続いていて、
これで私の、芸人としての座は安泰…違う、
やっぱり、私って、見た目若いんだわ~おほほほほ、とか、
ちょっと喜びに浸っておりました。
…いやもちろん、真面目に感想は拝読したんですけどね。

☆でも、そんな私も、子どもの頃はふけ顔で、落ち込んでいたものですよ。
今、若い若いといわれるのは、子どもの頃から、顔が変わってないから、
年齢相応に、見えてるだけ。…よく考えると、ホラーですね(笑)。

☆「明るい」って、社会に出てから、いろんな人にいわれるようになりました。
「元気」だとか、「人当たりがよい」とかもね。
でも、けっしてけっして、土台の私は、そんな性格じゃないです。
それが人前にでるときだけのスペシャル人格なので、つねに元気なわけじゃない。
むしろ、神経質で気むずかしいのが、地だったりします。
そういうわけで。
「私も明るくはきはきとしゃべれるようになれるでしょうか?」と
思っているあなた(これは、いろんな場できかれるんだけど)。
大丈夫ですよ。だって、私だって、明るくしゃべれるから♪

☆シェーラひめ10、月曜日〆切で、若干の直しがあります。
そしたら、とんとんと進んで、無事三月に刊行されるはず。
ルルー6、ちょっとたくさん手を入れたいので、完成はもう少し先になりそうです。
今年の私の上半期の仕事は、あとは、「アカネヒメ3」を書くことと…
それがすみ次第、「マリリン4」ですね。
で、そのへんをながめつつ、ポプラ社の新シリーズと、童心社書き下ろし。
あ、小峰書店の書き下ろしも忘れてはいけない!
シェーラひめ第二部のあらすじも作って…。

…いつ休むんだ、私は(苦悩)?
まあ、仕事が生き甲斐じゃあるんだけれど。
今年は少し、休みながら書いていきたいと思っています。
死んだら、新作はかけないもんね。去年で身にしみたわ。

(02.1.19)



☆2002年になりました。
みなさま、明けましておめでとうございます。
今年は、悲しい事件や事故がおきない一年であってほしいですね。

☆ときどき私は、ムーミンのように(あれは、テレビアニメだけのことなのかな?)
冬眠ができればいいなあ、と思います。
何もかも忘れて、ゆっくりと何ヶ月もねむって、そうして起きあがったときには
世界は春で、心の中は、すっきりしていてなんの悩みもなく…
人間もそんな生き方ができればいいんですけどね。
でもそれは無理なので、人は誰も、心の傷や不安を抱えて生きていくしかない。
大人も、子どもも。
だから私はせめて、そういう人たちが、一瞬でもいい、心安らぐことができるような
読んでいるあいだは、不安を忘れることができるような、
優しい、暖かな物語を、今年も書き続けていきたいと思います。
私は、私の傷を癒すことはできなくても、人の痛みをほんの少しなら癒すことはできる。
そのための小さな力を神様か何かから授かったことを、感謝したいと思います。

☆とりあえず、2001年年末の新刊が素敵なので、読んでくださいね。
「ささやかな魔法の物語~カフェかもめ亭」(ポプラ社刊・朝倉めぐみ先生画)
いずれ、紹介のページも作りますが、とりあえず、表紙はこんなです。
喫茶店かもめ亭を舞台にくりひろげられる、いろんなお客さんたちの物語。
中でも、ある寂しい少女と捨てられた猫の物語「ねこしまさんのお話」は、
我ながら、いい物語だと思います。せめてこの作品は、読んでいただけたら…。

☆2001年は、ほんと、よく泣いた年でした。
大切なものをいくつか失い、大切なものをいくつも見つけました。
今年はどんな年になるのかな?
…できれば、おだやかな年であってほしいと思ってますが、少なくとも、
仕事は今年よりも増えそうなので、ばったばたな年になることはまちがいないようで。

みなさまにとっての今年が、幸せな、よい年でありますように。
心の底から、お祈りいたします。
そうして私に、かもめ亭で、楽しい話や素敵な話を、聞かせてくださいね。
何が楽しいって、人が幸せな話を聞くくらい、素敵なことはないんですから!

(02.1.1)



☆「アカネヒメ物語2~夢みる木馬」が、現在、書店に並んでいます。
クリスマスのお話なので、読む予定です、というみなさまは、
お早くお買い求め下さい(笑)。
クリスマス時期に読んだ方が、演出的にいって、絶対得をします。

☆ちょっと体の調子が悪いので、仕事が遅れ気味です。
来年の抱負。もっと健康に(なれれば)なりたい。
…少なくとも、頭痛からは解放されたい(切望)。

あ、でも、このごろ、ダイエットがきっかけで、少しは健康になったのです。
やはり、一日一万歩も歩いていると、体質も変わるなあ。

さてさて。ちょこっとだけスレンダーになったところで、
上京が楽しみですわ。
担当編集者のみなさま&友人知人のみなさま、待っててね☆
今年はポプラのパーティーは、パンジャビ・スーツを着るんだもん☆

☆「ルルー6」いまだ、執筆中…。

(01.12.9)



☆「アカネヒメ物語2~夢みる木馬」の見本が、でました。
今月(12月)の初旬ごろには、書店に並ぶと思います。
クリスマスのお話なので、できれば、今の時期に読んでいただけますと、
演出的に素敵かと思われます。

いぜん、日記にも書きましたが、
この作品には、あのテロのことが影を落としています。
一つの出来事で受けた衝撃を、そのまま作品に書くことが
できた、それもタイムラグが無いような状態で…
という経験は、あまりあることじゃなく、
それがよい方にでるのか、悪い方にでるのか、現時点での私には
わかりません。ただ、書くということが、やはり、誰よりも、
自分自身のための行為であるのだな、と、強く思わされた出来事でした。
あの本を読んだ人々(岩崎書店のみなさんや、挿絵の森友さん、
ブックデザインのすず猫さん)は、みんな「いい話」だと
いって喜んでくれましたが、私自身も、書けて嬉しい話でした。

☆なかなか、サイトの方の更新が進みませんが、あと少し時間を下さい。
現在、「風の丘のルルー6」を執筆中。
引き続いて、「シェーラひめのぼうけん10」を執筆の予定です。
12月は、一週間くらい東京に行きますが、またホテルで働くことに
なっちゃいそうです。ま、今年はカシオペアFIVAがあるからいいもん♪

(01・12・1)



☆おかげさまで、本日の朝、当サイトは4万ヒットを迎えました。
ありがとうございます。
童話作家のHPで、開設まだ一年と数ヶ月なのに、このペースでにぎわうというのは
本当に、ありがたく、光栄なことだと思っています。
これからも、細く長くでも演出は派手に(笑)、ステキなサイトをめざそうと
思っています。よろしくおつきあいくださいませ。

「アカネヒメ物語2~夢見る木馬~」を、今朝、早朝五時に書き上げました。
ちょうど、4万ヒットが夜のうちにはでそうな雰囲気だったので、
ThinkPadで仕事しながら、e-oneもつけっぱなし状態で、
仕事に煮詰まるたびに、サイトのようすを見に行っていました。
結局は、私が寝てしまった早朝に、カウンターが4万を刻んだわけですが、
わくわくしながら過ごした夜のことは、ずっと記憶に残ると思います。
……原稿を仕上げるための苦労と時間との戦いもまた、深く記憶に刻まれそうですが(笑)。

(01.9.28)


☆ただいま、「アカネヒメ2」執筆中です。
これがすんだら、「ルルー6」を書き上げます。
多忙につき、メールなどへのお返事が遅れております。
ごめんなさい。

☆なんだかんだで、パソコン三台同時に立ち上げて仕事してたり
すると、「私ったら、2001年の童話作家なのね」と、ふと
感慨にふけったりします(笑)。
こういう時代になっていたんですね。

☆チョコエッグのペットシリーズ第二弾をはじめて買いました。
まだ開けてません。
神様、どうか、ペルシャ猫がでますように~♪
コーギーでもいいです。
ツノガエルはあんまり嬉しくありません。

ちなみに、出来心で買った妖怪根付けは、おとろしでした。
弟にでも、おしつけてやろうと思っています。

(01.9.23)



☆おかげさまで、本日を持ちまして、有料サーバ・ミルクカフェへと
本館を移転いたしました。
あちこち不具合もあるかと思いますが、ご寛恕下さい。
そうして、「ここリンクが切れてるよ」など、掲示板にご報告いただけますと
直せるので嬉しいです(笑)。

サイトの移転は、自分一人でやったわけではないのですが、
(ありがとう、かもめ亭管理組合のみなさま)、
でもやっぱり、自分がやるべき仕事というのもありまして、たとえば、
今まではジオの領域に、画像もMIDIもHTMLファイルもなにもかも
ごちゃ混ぜに送っていたのを、今回からは指導(!)をうけて、
フォルダわけしたみたりとか、すると内部のリンクが変わっちゃったりとか、
その修正をしたりとか…なんだか、いろいろ手芸のような、ちくちくした
細かい仕事があったのでした…。
今回の移転で、どこかミスを発見したら、それは私が作業したところです…。
そういえば、ジオとテレコムとミルクカフェと、三つのサーバのHPを
管理するのも、頭がごちゃごちゃになったものでした。

今後は、本館である、ここミルクカフェを中心に更新していきます。
もちろん、子どものページと猫の部屋は、メインがテレコムなので、
今までどおりにテレコム中心に更新をしていくつもりです。

もう少し秋が深くなると、いよいよオリジナル掲示板も、登場します。
ただいま、掲示板の作成とテストが続けられているところです。
とてもとても美しく、高機能な掲示板になりますので、
もうしばらく、お待ち下さいませ。

おっと。村山早紀の現在の仕事の状況です。
現在のところ、ポプラ社の短編集は、11月に刊行予定です。
同じくポプラ社の、「風の丘のルルー6」は来年の1月刊になりそうです。
「ルルー6」がでる前に、岩崎書店から、「アカネヒメ2」が出版される予定です。
…って、「アカネヒメ」は、これから書くところですが(笑)。
季節はずれのサンタクロースの話になる予定です。

明日は、愛機シンクパッドをメモリ増設する予定です。
一太郎と百科辞典ソフトと辞書ソフトを同時に立ち上げても重くならないように、
強化してしまうのであります。今はメモリが64MBしかないんだもの。
この際だから、1620の最大値の320MBまで増やしてしまいます♪

(01.9.10)


☆大阪国際児童文学館が廃館になるかもしれないそうです。
九州在住のわたしは今までに利用したことはありませんが、
かなり大規模に内外の児童書の資料を集めた施設だと聞いています。
そんなたいしたものを廃館にするなんて、日本の損失です。
というわけで、ひこ・田中さんがなさっている廃館反対の運動のお手伝い
として、トップにリンクをはりました。
今回のことの経緯や、廃館反対のためにする活動については、
リンク先に書いてあります。簡単にいうと、署名用紙をダウンロードして、
署名して、指定してある宛先に送ればよいのであります。
(うちのHPにもどってくるときは、ブラウザの機能でもどってきて
くださいね~。外部のサイトに飛びますので…)。
児童書を愛するみなさんは、なにとぞ、ご協力をお願いいたします。

さて、暑い夏ですね。
どうかみなさん、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
人間だけに気をつけるのではなく、ペットを飼っているみなさんは、生き物にも
注意してあげて下さい。基本的には、犬猫はむすたーetcは、
人間が大丈夫なくらいの程度の暑さ寒さにしか耐えられません。
つまり、今時の日本の夏では、クーラーがないとかなり厳しいです。
室内飼いのペットにお留守番させて外出するときは、
たとえ残るのがハムスター1匹であろうと、クーラーをつけたまま
外出してあげて下さいね~(^^;)
(「そんなの常識じゃん。いわなくてもわかってるよ」というみなさんは
立派です。よけいなこといってごめんなさいです~)。

…うちなんか、猫二匹飼ってるから、クーラー二台一日つけっぱなしだったり。
あああ、電気代が怖ろしいよう(^^;)

お仕事関係の情報ですが、10月刊予定ポプラ社の短編集は、無事タイトルも
決定し(まだないしょね☆)、現在、画家さんの選考に入っています。
いまの私はその短編集の仕上げをしつつ、11月刊予定の「ルルー6」を
書こうとしているところです。…でも、ちょっと本を読んだりとか、
映画を見に行ったりもしてみたいなあと思っているところ(^^)
でも、こう暑いと、外にでるのもきついなあ。はあ…。

(01.8.1)


☆メイン掲示板や別館猫の部屋をごらんの方はご存じの通り、
公園で発見した一人暮らしの子猫ちゃんを里親さんに渡すために、
七月四日から七月十日まで、ほぼ一週間、仕事ができませんでした。
あうあう。七月の一週間仕事ができないって、なかなか大変な
ことだったのだと、いま、かみしめつつ、仕事してます(^^;)
でもね、子猫ちゃんが、幸せになったから、いいんだよ♪

しかし、やっと治っていた風邪が、またぶりかえしちゃって、
くしゃみと鼻水とで(尾籠な話でごめんなさい)、
苦しんでますよ、もう(涙)。
疲れと眠気もすごいのだ。
でもねえ。これがまた、当該子猫ちゃんの里親になってくれたのが、
いま仕事している出版社の担当編集者様だったりするので、
人として、よけいにいい作品を書かなきゃ、とか思うじゃないですか?
というわけで。

ただでさえ、筆無精な村山ですが、いまはさらに、
死人のように、筆無精になっています。
自慢じゃないけど、消息不明です。連絡つきません。
家にいるけど、メールよんでるけど、返事は書けないです。
本当に極悪なことだとわかっているのですが、許してやって下さい……。
私の脳の容量は、すでにしていっぱいいっぱいで、
この上、メールに返信している余裕がありませぬ…。
(急ぎの用件で確認がとりたいときは、掲示板に書き込みお願いします)。
ああ人間の脳も、チューンナップができればいいのに。

(01.7.15)


☆めでたく、25冊目の本、「シェーラひめのぼうけん魔法の杖」が
出版されました。作家生活八年目にして、25冊。
多分児童書だとペースが早いほうだと思います(^^;)
でもまあ私は、生きること=物語ることなので、
当たり前のように物語を書いていて、ほかにしたいことがないので、
このペースで書けるのも当たり前かもしれない。
そのかわりたぶん、ほかの同年代の人が当たり前にもっている
いろんなものを、精神的にも物質的にももっていないんだろうと
思うけれど、いまのこの職業は私にとって、
この世のいかなるものにも代え難い光り輝く宝物です。
だから、これからも、本を書いていきていきたいです。
子供時代からの夢を叶えてくれた、神様に感謝。

ところで。
ご存じの方も多いでしょうが、風邪を引いています(^^;)。
今日耳鼻科に行って来ましたが、風邪引くと、めまいがする
たちなので、いまもぐらぐらしながら咳とくしゃみしてます。
さっき、病院から帰ったあと、パソコンをつけてネットしていたら、
いきなり画面が斜めになったのにはびっくりしました。
そう。現実には、私が傾いていたのです(爆)。
こんな経験めったにないぞう、と思って、脳内に映像をやきつけて
おきました(笑)。いずれ何かの作品のエピソードで
使えそう♪ るんたった~♪

そういうわけで、掲示板の書き込みとかメールのお返事が
遅れることもあると思いますが、なにしろ画面が斜めなので
勘弁して下さい(笑)。さっき、なんとか掲示板に書き込みは
しましたけれど、斜め画面で投稿は難しすぎた…(^^;)。

ではみなさん、お休みなさい。
なお、風邪はいま全国で流行っているらしいので、
ご注意下さいね。今年の風邪は、喉と鼻に来ます。
熱はあまりでないけど、体がだるくなりますよ~。

(01.6.23)


☆これをアップするのは、28日の夜にする予定ですが、
いま実際に更新作業を行っているのは、24日です。
今回は、ちょこちょこ内容をいじっているので、
毎日少しずつ作業をしなきゃおわらなくて(^^;)。

おもに、猫関係の内容が増えています。
そのうち、虹色の寓話は、ノラのママさんのHPから、
転載を許可していただいたものです。
以前掲示板かもめ亭でもご紹介しましたが、天国に行った
犬や猫のお話です。作者不詳で、ネットを伝わって、
世界中に伝搬されているおとぎ話だそうです。

お気づきかと思いますが、トップページの草原のラインが、
ペルシャ猫バージョンに変わっています。
素材屋さんのアンさまにプレゼントしていただいたものです。
ランコの写真を見て作っていただけたそうで、
耳が動くのも、柔らかい毛並みがそよぐのも、丸い目も、
ランコそのものです。ありがとうございました。>アンさま
このラインは、HPがある限り、ずうっとおいておこうと思います。

さてさて開設一周年。
みなさま、これからもよろしくおつきあいくださいね☆

(01.5.29)


☆シェーラひめ9の初校ゲラがおわったところです。
これから中断していた短編集の仕事の続きをします。
がんばるぞー☆

「魔法少女マリリン3・地下迷宮の冒険」が、西日本読書感想画課題図書と、
岩手県の読書感想文コンクール課題図書に選ばれました。
九州各県と山口県、岩手県では、マリリン3が書店に平積みになると思います。
ちょっと、うれしい気分であります♪
マリリン4は、3よりも増ページで書いてもいいということになりそうな…。
担当編集者、H氏、ありがとうです。
あれもそろそろ始動しなくてはですね。
4巻のタイトルは、「光の娘」か、「時をこえて」あたりに
なりそうです。「妖精の森」になる可能性もあり。
どんな物語になるかは、乞うご期待!

ここのところ、仕事が忙しくて、なかなかHPの更新ができません。
ごめんなさい。特に、子どもページ。
もっと、いろいろ文章を増やしたいのですが…。

おかげさまで、当サイトも、今月29日で、開設一年を迎えます。
パソコンはじめたばかりで、わけわかんないうちに開設したサイトが、
今日まで何とかやってこれたのは、みなさまのおかげです。
いつも、励ましてくださって、本当にありがとう!

(01.5.10)


☆現在、六月刊行予定の「シェーラ9」についての打ち合わせなどしつつ、
某社の連作短編集のための原稿を作成中です。
風早街シリーズになります。剣と魔法も好きだけど、あの街の話を
書くのも好きです。書く度に、あの街に帰るような気がするのです。
あの街のベースになっているのは、二十年以上も前、私が住んでいたころの
千葉県市川市なので、いまはもはや、存在しない場所といってもいい街
なのですが、物語を書いているとき、私の目には、町並みも、道も、
とおりを行く人々の姿も、はっきりと見えているのでした。
私の頭の中とつながる、異世界に、あの街が実際に構築されているとしたら、
面白いですね。そこから情景を引き出して作品を書いているとしたら。

シェーラ第一部完結後の新シリーズについての打ち合わせが
始まったり、長編の依頼が来たり、違う出版社から幼年童話の依頼が来たりと、
何かとにぎやかな今日この頃。
街をわたる風は、初夏の風になり、五月が好きな私には、
うれしい季節になり、子猫のりやはもうすぐ五ヶ月で元気に成長していて。
まあ、けっこう、いまはいい時期なのかも。

でも、頭痛が復活してきたのはいやだなあ。
朝起きるとき、頭痛で目覚めることがつづくので、ちょっと、枕をかえてみようかと
思案中です。おすすめの枕があったら、教えてください(笑)。

(01.4.20)


☆舌の痛みはなんとか治りました。みなさまのおかげです(泣)。
で、ここ数日、なにをしているかというと、今年度の通信講座の新しい生徒さんと
連絡を取り合ったり(今度は、おひとりがアメリカ在住だ☆)、
「シェーラ9」の打ち合わせをしたり、
猫缶を買いに行ったり、猫とたわむれたりしていました(笑)。

そんなことしているうちに、書評書くために読まなきゃいけない本が二冊
あるんだってば。どうしたもんでしょう?
仕事していないのに、どうしてこう忙しいのかな?
とにかく、業務連絡関係が集中して多いです。

めでたく、「アカネヒメ物語・オルゴールのひみつ」の見本が到着。
表紙画像をアップしました。
毎度、森友さんの絵はきれいで素敵です。
ふたりのヒロインのうちのひとり、見た目は子どもだけど神様のアカネヒメが
かわいいんだけど、神々しく描けていて、すごいのでした。
主人公のはるひちゃんも、コッカースパニエルみたいでかわいい☆
ああやっぱり、森友さんの絵は大好きです。

(01.4.7)


☆4月21日まで休暇中。といっても、新作を描かねばならぬ休暇(笑)。
でも、一杯本を買い込んだので、ちょっと読みたいなあ。
数日前から、舌が荒れて痛いいたい~☆
昨日のチャットで、ヨーグルトとココアと蜂蜜が効くと聞いたので、
買い込んできました(笑)。宴さん、のるさん、さんきゅ☆
ああ痛い。きいてほしいよう。
ちょっと寒気がしてきたので、風邪も引いたのかも知れないです。

そんな中、リンク集にペットロスのサイトを追加。
ランコが死んだ直後、そう、まさにその夜にいって、
ほかの人たちの書き込みを見て、すすり泣いた掲示板があります。
今日、リンクをはるために見に行って、また泣いてしまった…。
もう、もらい泣き(泣)。みんな、悲しいのね。
いまはりやを見ていると、悲しみも紛れますが、きっとこの先も、
ランコのことはたくさんの楽しい思い出と、悔やむ思いと、
いっしょになって、おぼえているんでしょうね。

(01.4.2)


☆「シェーラ9」の原稿が、削ってもまだまだ長かったので、
本の形の字組にして、12ページ分、削りました。
削って、リッチテキスト形式で保存して、ThinkPadから、ネットにつないで、
原稿を出版社に送りまして、ついでに、一太郎のインターネットディスクに保存。
自分でFDとかに保存しないですむのは、楽だし安心だなあ。
しかし、うちのThinkPad、起動するとき、五回に一回くらいの割合で、
エクスプローラがとまっちゃって、エラー表示が出るのです。
再起動すれば大丈夫だから、ほっといてるけど、まずいかな(^^;)?

でまあ、仕事が一つおわったわけですが、このごろ仕事がつづいたので、
ちょっと、休もうと思います。…せめて、一週間。
買い物したり本読んだり、のんびりだらだらする時間がほしいです。
で、新しい作品を楽しく考えたりする、と。

とにかく、どつぼに疲れているので、メール、郵便関係のお返事が遅れて
います。ごめんなさい! すべてに目を通していますが、
いまは、返事する気力がないのです。
お願い、ちょっとだけ、自分の時間をくださいね。

(01.3.29)

☆「シェーラひめのぼうけん9・魔法の杖」第一稿を書き終わりました。
現時点で、百枚越えているんですが、完成稿にするまでに、八十から九十枚
くらいの量に削ります。それで大体、「闇色の竜」と同じ分量かな?
今回は、精神的にいろいろ不安定な時期だったし、あいだに講演会も
あったので(この講演会自体はすごくいいものだったです)、
なかなか神経が集中できずに、スタートが遅くなってしまい、結果的に、
仕上がりが遅くなってしまって、童心社のNさんには申し訳ないことに
なってしまいました。やれやれなのです。
文章を書き出せば早いけど、書くまでに時間がかかることもある、
それが作家の村山早紀であるのでした。
えっとー。今回は、ThinkPadを買った日まで、実は書き始めることが
できませんでした。はたして自分は何日で原稿を書き上げたのか、
逆算するのが怖いので、しません(^^;)

そうそう。今回からは、執筆がワープロ専用機ではなく、
IBMのThinkPad1620に変わりました。
パソコンで執筆するようになったわけですが、一太郎11しかいれてないので、
ほとんどワープロ専用機と変わりません。ネットにも、原稿を送るときしか
つないでないし。一太郎をスタートアップに登録したら、まんまワープロ(^^)
重さがうちの子猫くらいしかないから、どこでも持ち歩けていいです。
お布団に寝そべったって、原稿が書けるよ。

さて。その子猫りやちゃんですが(笑)。
無事、縞三毛レニちゃんと遊んでいますv やったあv
いずれ、写真もアップする予定ですが、仲むつまじいです。
実は、レニは人工ほ乳で育てた猫なので、そのあたり、心配して
いたのですが、脳内の猫OSの中に、「子猫とのつきあい方」の
プログラムも入っていたようです。ちゃんと遊んでる。不思議だー。
猫のおかあさんに育てられてない、猫の兄弟もいなかった猫が
どうして、子猫と遊べるんだろう???

子猫といいつつ、りやはもうすぐ四ヶ月になります。
体重1.5Kg。いわゆる子猫らしい子猫よりも年上ですが、
育てやすいです。十年前、生後五十日でうちに来たランコは、気の毒なほど
小さくて、すごく気を使って育てたものでしたが、あのときを思うと……。
とうのたった子猫を飼うのって、けっこうおすすめかもしれない。

(01.3.13)

☆ななんと。27日に、猫をつれてきてしまいました(^^;)。
いつだったか、日記にちらっと書いた、「ペットショップにいた子猫」で
ございます。ランコの49日がすんで、もしまだいたら、
買うことにしようと思っていたのですが、その日いってみたら、お店に
まだしっかりいてくれました。
銀色緑目のアメリカン・ショートヘアーでございます。
生後3ヶ月を過ぎていたので、もうかなり大きいですが、
とってもとっても、かわいいですv
性格が明るくて、甘えっ子で、パワフルです。

ただその……縞三毛レニとの相性がいまだわからないので、
新入りさんはまだ、ケージ(猫用の檻みたいなもの)に入っております。
檻といっても、うちのはロフトみたいなのがついた巨大サイズ。
中にヒーターもあり、おもちゃもいれておりますが、
でもやっぱり外に出たがるので、たまにレニの目を盗んで、部屋にだしてます。

子猫はレニを好きみたいですが、レニは少しおびえて怒っているようで。
ただこの時期を越えたら、きっと仲良くなってくれると、
私は信じたいというか……希望しております(^^;

子猫の名前は、「りや」といいます。
亡きランコの愛称の一つ、「りゃにゃ」からとりました。
りゃにゃ、と呼んでおります。
当初予定していた中国風の名前は、ちょっと縁起が悪いので、
やめてしまいました。詳しい話はまたいずれ。

……しかし、お店にいたりやと目が合うまでは、自分がアメショーを
飼うなんて、夢にも思っていませんでしたね。
行きつけのペット屋さんに、もし、ペルシャがいれば。
数日前ひろい損なった捨て猫ちゃんを拾っていれば。
49日明けるまでに、りやが売れてしまっていれば。
彼女はうちには来なかったでしょう。
りやは、ランコが死んだ直後から、ペットショップにいた猫でした。
兄弟二匹が先に売れて、一人きり残っていた猫でした。
お店の、水槽みたいな入れ物の中で、一日中暇そうに、
ひとりきり、こちらを見ていた猫でした。

彼女を幸せにしてあげられるかどうか、わかりません。
ずっとお店で売れ残っていた彼女は、まだ予防接種を受けていない。
来週のうちには獣医さんにいくつもりですが、子猫は一ヶ月のあいだをおいて、
二回の予防接種が必要で、その後、免疫ができるまでに二週間かかります。
猫人口の多い私の街では、彼女が外に出なくても、
猫の病気のウィルスが部屋にはいって来る可能性があります。
免疫ができるまでのあいだに、彼女は健康でいてくれるでしょうか?
そして、レニとの相性だって、うまくいくとは限らない。
私はいろいろ調べた上で、りやを迎えることを決めたけれど、
実際のところ、この先どうなるかはレニ次第なのです。
レニが子猫をけがさせたりしたら、どうしたらいいのでしょう?
しょうじきいって、かなり、不安です。びくびくしています。
でも、前に一歩足を踏み出したからには、もう、引き返せないので、
神様とランコに祈りつつ、慎重に歩みを進めていこうと思います。
うちの猫たちと人間たちと、みんなが、幸せになれるように。

(3月1日)

☆「シェーラひめのぼうけん9」を書くための諸々の準備がおわり、
いよいよ書くかな、という感じになってきました。
もっとも、なにを書くかは以前から決めていたので、作業としては、
考え済みのエピソードを、ちょうどビーズを糸に通すように、
つなぎ合わせていく行為になります。
今回のBGMは、ELTの「graceful world」なのであります。
久しぶりに、CDシングルを買ったような気がする。
このごろは、アルバムサイズなんですね、大きさが。
さーて。これをエンドレスできこうっとv
それにしても、メインで使ってるステレオが壊れたまんまなので(笑)、
お古のステレオで鳴らして、スピーカーだけ、新しいのを使わねば。
なんか、電気代がよけいにかかりそうで、いやだなあ。
この仕事がすんだら、今度こそ、電気屋さんにステレオを修理にだすぞ!

お友達にして、当サイトのメイン掲示板のバーテンダーことすず猫さんの風邪は
よくなりつつあるようです。よかったですねえ。ほっとしました。

(2月24日)


☆論文を終了した直後から、風邪気味だったり右首のリンパ腺が腫れたりと
ちょっと、グロッキーな感じです(^^;)。うーん。少し働きすぎたかも。
根が三つ指怠け者な私には、人間のふりは無理なのね、やっぱり。

少しずつ、たまっていたメール関係にお返事をだしています。
でもまたすぐに、「シェーラ9」に入るんで、またまた、
筆無精な女に逆戻りしそうですね。やれやれ。


25日は、猫の49日で、納骨の日です。
一つの区切りがつくかな、と思ったけど、昨日、パソコン上で動くペルシャ猫の
実写のアイコンを見たら、胸が痛くなってしまったので、
私はまだまだペットロスの患者さんなのねー。
ちなみに下の猫アイコンは、ニャンコサイト経由で発見。
その私の胸を痛くした、色違いのランちゃんであります(笑)。

首都圏では今日あたり手にはいるという、雑誌に掲載される
夏緑さん原作の「獣医ドリトル」というまんがを読むのが楽しみです。
くわしくは、ナツミドリサイトへどうぞ!

(2月17日)

☆ただいま、「日本児童文学」5.6月号掲載予定の小論文執筆のため、
2000年度出版の国産児童書(高学年グレード)をマラソン読書中です。
多忙を極めているため、メールにお返事が
できかねるか、遅くなっています(^^;)。しばらくこのかわいそうなアルジャーノンに、
時間をくれてやってくださいまし☆
☆もちろん、いただいたメールはすべて拝読しています。ありがとう!

☆なお、郵便物は、とどいても、封を切れないまま机においていることもあります。
それくらい、実は今、余裕がないのでした。ごめんなさい。
論文が終わったら、ゆっくりお返事を書きます。
お手紙の返事がこないのはあなただけではないので安心してください。
ていうか、許してください(涙)。

☆先週末にひいた風邪は、ぼちぼちよくなりつつあります。
が。みなさんも、風邪に気をつけましょう(^^;)。無理は禁物ですよー。

☆論文が終わったら…。産経の書評を一冊分かいて、
二月終わりか三月はじめ〆切で、「シェーラひめのぼうけん9」を執筆します。

☆「村山さんたら、そんなに忙しいのに、どうしてHPの更新なんてしてるのかしら?
と、思ったあなた! そう、あなたは正しい(笑)。
ほんとはこんなことしてる暇があったら、寝て体を休めるか、お仕事した方が
いいんですよ! …わかってるけど、ちょっと現実逃避とかしてるわけで(笑)。
でもって、こういうネタをここに書いたら、ささやかでも受けてくれる人がいないかなあとか、
ちょっと思っちゃったりするところが、村山早紀はねっからの芸人のようです。
…拍手、ありがとうございます。
(2月8日)