C:創作・場


51:通信教育

Q:
  ある通信教育で童話創作の講座を見つけました。独学だけでやっていくよりも、そういうもので修行したほうがいいのでしょうか?


A1:
「書き方講座」みたいなものは、余裕があれば受けてみるといいと思います。親兄弟友人じゃない人から、原稿を読んでもらうという経験はした方がいいし、ちゃんとした講座なら、レベルアップも見込めると思います。by 村山早紀


52:投稿のこつ

Q:
  私は毎月『詩とメルヘン』を読んでいます。その中で、詩を募集しているんですが、そこに出してみようと思っているんです。そういうところに出すのは初めてで不安です。ポイントなどがありましたら教えていただけないでしょうか?


A1:
「詩とメルヘン」は、わたしは投稿したことがないのですが、そうですね、雑誌への投稿、コンテストへの投稿、という意味でなら、アドバイスできるかな…。
  あの本は月刊でしたっけ? それなら、毎月出すことです。一作出しても、結果がでるまでに、長く待たされると思いますので、待っている間に、次の作品を出すのです。
  とにかく毎月投稿するくせをつけていたら、腕も上がります。結果を待つ間のどきどきも、だいぶおさまります。がんばって、だしてみてくださいね。by 村山早紀


53:ホームページを作るには

Q:
  わたしは、書いたお話を見てもらうために、ホームページを開設しようと思っているのですが、この年でホームページを開設するのは、まだ早いでしょうか?


A1:
  いまのあなたの年令(13歳)でしたら、ホームページはがんばれば作れると思います。
  でも、公開するにあたっては、かならず保護者の方といっしょになさってください。
  ホームページを公開すると、いろんな人がたずねてきます。その中には、困った人もいます。けんかごしの人や、マナーがわかっていない人や。悪い人にあうこともあるかもしれないです。また、子どもがホームページを作っているというだけで、おもしろがってあらしにくるひともいます。
  そういうときに、ご両親が守ってくれないと、子どものあなた一人では、ホームページを運営していくのはむずかしいのです。
  だから、いますぐホームページを作りたいなら、ご両親に相談してみてください。もしひとりで運営したいなら、せめて、高校生になるまでまっていてくださいね。by 村山早紀


54:みんなに読んで貰うには

Q:
  自分の作品を皆さんに見てもらいたい時はどうすればよいのでしょうか?
  私は、自分のホームページとか無いので人に見てもらう機会があまり無いので・・。
  結構長いのかな? ワードで書いたんですけど30何枚か。友達に見せても、いいんじゃないかな。みたいな意見しかもらえないんです。
  こんな時、どうすれば人に見てもらえるのでしょうか?又、意見を貰うにはどうすればよいのでしょうか?
  親には見せたんです。そしたら、忙しいからまた後にしてって言われたんです。
  だからです。村山先生に直接見てもらいたいんですけど皆さんの意見も聞きたいなって思ったのです。


A1:
  いまはまだ、まわりのおともだちや、ご両親に原稿を読んでもらうだけでいい時期だと思いますよ。子どものうちは、ほかのひとがどう思うかということを考えずに、じぶんですきなようにかいていったほうがいいんです。そして、たくさんたくさん書くことで、実力をつけるべきときなんです。
  そして、じぶんでホームページを作れるような年令になってから、そこで作品を公開するといいと思います。そしたら、みんなが読みにきてくれますよ。
  それと、わたしはいまは、直接はどなたかの原稿をよむ、ということはしていないのです。それをすると、とてもたくさんの人から原稿がとどいてしまうので、たいへんなことになっちゃうからなんです。ごめんなさいね。ホームページで公開されたら、読みにいきますから。あるいは、児童文学者協会の通信講座を受けてくださると、わたしも講師の中に入っていますので、原稿を拝読できます。by 村山早紀


55:同人誌

Q:
  先月、新聞の折込で入ってくる地域新聞の仲間募集のコーナーに児童文学同人誌の会員募集の広告が載っていました。早速はがきを送って案内書を取り寄せてはみたのですが、・・・。いま、どうしようか迷っています。
  それぞれの会によって少し違うと思いますが、同人誌ってどんなものですか? そして、同人誌の会員になった方が将来のためにはよいのでしょうか? 教えてくださいませ。


A1:
  同人誌については、はいっておくに越したことはないと思います。同人誌、と一口に言っても、規模の大小で全然雰囲気が変わってきますが、小さいところには小さいところなりの、大きいところには大きいところなりのいいところがありますし。そのかわり、それぞれに悪いところもあります。

  たとえば、小さい同人誌の場合、
○良い点
  アットホームな雰囲気で、励まし合いながら書ける。
  同人誌を作ることで、達成感が味わえる。
  仲間の感想もききやすい。
×悪い点
  お互いにほめあうだけの場になりやすい。
  井の中の蛙大海を知らずになることもある。

  大きい同人誌の場合、
○良い点
  会員数が多いので、プロが参加していることもあり、刺激になる。
  会誌はレベルが高く、出版社も目を通していることが多い。
  鋭い批評が聞けることが多い。
×悪い点
  会員数が多い代わりに、仲間意識が薄くなることも。
  自分が積極的に努力して活動しないと、おいていかれてしまう。
  会誌に作品が載りにくい。

  上記の点を参考にして、あなたが「同人誌」というものにどのようなものを求めているのか考えるといいかと思います。 by 村山早紀


56:発表する場所

Q:
  みなさんは自分の作品をどこで発表していますか? 私は自分の力を試したくてどこかの賞に応募してみたいと考えているのですが、なかなか自分に合ったジャンルの応募先が見つからなくて…例えばネット検索などで探してみてもなかなか見つかりません…(x_x;)。こういうとき、どうすればいいと思いますか?


A1:
「公募ガイド」この本で調べるのが一番正しいというかそれくらいしか、新人賞の情報はないですね。この雑誌を見て、がんばって新人賞にだしましょう。ちなみに、もちこみはやめた方がいいです。なかなか読んでもらえません。
 児童書の場合、某大手出版社では、コンテナ一つぶんくらい、未読の持ち込み原稿がたまっている、ときいたことがあります…。
by 村山早紀


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